【区議会で何が話されたか】交通が不便な地域と、これからの地域交通をどう考えるか

目次

概要

2025年11月26日から28日にかけて開かれた、世田谷区議会第4回定例会では、
代表質問・一般質問を通じて、区のさまざまな課題が話し合われました。

このページでは、その中から「交通」に関する議論を取り上げ、
「どんな困りごとが出され、区はどう考えているのか」を、
できるだけわかりやすく整理しています。

特定の意見を主張したり、評価を行ったりすることが目的ではありません。
議会でのやり取りを、市民の暮らしに引きつけて読み解くための整理です。


本会議で話し合われた主なテーマ

交通が不便な地域の移動手段をどう確保するか

「駅やバス停までが遠く、移動が大変な地域に住む人の足をどう守るのか」
という点が、繰り返し取り上げられました。

砧・大蔵地区などで行われている**予約型の乗合交通(デマンド型交通)**について、
実証実験にとどめず、
今後も使い続けられる仕組みにできるのか、
また他の地域にも広げていけるのかが問われました。

区からは、
「交通が不便な地域の課題は重要であり、着実に進めていく」
という考えが示されています。


② 将来を見据えた交通の考え方が必要ではないか

バスの減便や路線廃止が続く中で、
今後さらに移動が不便になる地域が増えるのではないか、
という不安も示されました。

自動運転など新しい技術も見据えながら、
その場しのぎではなく、
中長期的な視点で交通政策の全体像を示す必要があるのではないか
という問題提起です。

区は、
「全体像を意識しながら、さまざまな施策を組み合わせて進めていく」
と答えています。


③ バス路線を守るため、事業者をどう支えるか

コミュニティバスは、
高齢者や子育て世帯など、
日常の移動に欠かせない存在です。

一方で、運転手不足などにより、
事業者が路線を維持することが難しくなっています。

この点について、
「区として、より踏み込んだ支援ができないか」
という質問が出され、
区からは、
運行を続けるための具体的な支援策を検討していく
という答えがありました。


④ 高齢者が安心してタクシーを使える環境づくり

配車アプリの普及が進む一方で、
スマートフォンの操作に不安がある高齢者にとっては、
タクシーが使いづらくなっているという声もあります。

公共施設での配車の手伝いなど、
「誰でも安心して移動できる仕組みが必要ではないか」
という視点からの質問があり、
区は関係部署と連携しながら対応を検討するとしています。


⑤ 新しい移動サービスと公共交通の関係

シェアサイクルや配車アプリなど、
移動の選択肢は増えています。

こうした新しいサービスをどう位置づけ、
公共交通とどう組み合わせていくのかも議論されました。

区は、
「新しい事業者も含めて、今後の公共交通のあり方を考えていく」
という姿勢を示しています。

「せたがやの声をカタチに」としての整理視点

今回の議論から、次のような問いが見えてきます。

  • 交通が不便な地域を、どこまで・どんな方法で改善していくのか
  • 実証実験で終わらせず、続けられる制度にできるのか
  • バス事業者や新しいサービス事業者と、どう役割分担・連携するのか
  • 高齢者やデジタルに不慣れな人が、取り残されない仕組みになっているか

これらは、
「交通の問題」であると同時に、
暮らしの安心や地域のつながりに関わる課題でもあります。

あなたはどう思いましたか?

  • 交通が不便だと感じた経験はありますか
  • 移動手段について、「ここが困る」「こうだったら助かる」と思うことはありますか
  • 高齢の家族や身近な人の移動について、気になっていることはありますか
  • 新しい交通サービスについて、期待していること、不安に感じることはありますか

本記事は、世田谷区議会で行われた代表質問・一般質問の内容について、
公表されている資料をもとに、質疑の要点を抜粋・整理したものです。

特定の結論や評価を示すことを目的としたものではなく、
議会でどのような課題認識や答弁が示されたのかを共有し、
地域の実感や今後の検討につなげるための整理記事として掲載しています。

なお、本記事は、世田谷区が発行する
せたがや区議会だより」に掲載された内容をもとに構成しています。

【参考情報】
「せたがやの声をカタチに」では、
議会での議論を手がかりに、地域の声や実感を整理する勉強会を定期的に開催しています。
開催情報は別ページでご案内しています。

この記事は、
「令和7年第4回定例会|議会で何が話されたか(まとめ)」の中から、
【交通】に関する話題を整理したものです。

定例会全体の概要や、他のテーマについては、
▶︎ 第4回定例会のまとめページをご覧ください。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区を拠点に、地域の声を集め、社会に届ける活動を行っています。

「せたがやの声をカタチに」は、日常の中で生まれる小さな困りごとや違和感、
まだ言葉になっていない声を丁寧に拾い上げ、
勉強会・居場所づくり・発信を通じて可視化する取り組みです。

企業勤務や地域活動、災害ボランティアなどの経験を通じて、
共助と公助のあいだにある“つながりの不足”に課題意識を持ち、
現場と制度をつなぐ仕組みづくりを目指しています。

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