はじめに 〜今回の話し合いのポイント〜
2025年11月26日から28日にかけて、世田谷区議会第4回定例会が開かれました。
この会議では、区のこれからについて、さまざまなテーマが話し合われました。
議会では、災害に備えた取り組みがどのように進められているのか、また今後どのように強めていくのかについてやり取りが行われました。
このページでは、その中から「災害にそなえた訓練の強化」についての議論を取り上げます。
概要
「何が問題になっているの?」
「区はどう考えているの?」
「私たちの生活とどう関係するの?」
※この記事は、特定の意見を主張するものではありません。
議会でのやり取りを整理し、皆さんと一緒に考えるためにまとめたものです。
なぜ今、このテーマが取り上げられたのか
まず、「なぜこの話題が議会で取り上げられたのか」を見てみましょう。
今回の議会では、区が関係団体や協定を結んでいる事業者と連携し、物資の配送訓練を実施したことが取り上げられました。
そのうえで、
・訓練の成果をどう生かしていくのか
・道路のがれきを取り除く「道路啓開(どうろけいかい)」への対応
・下水処理が止まった場合のトイレ対策
などを含めた、より実際に近い訓練が必要ではないか、という質問が出されました。
(※かんたん解説:道路啓開とは、地震などでふさがれた道路を早く通れるようにする作業のことです。)
つまり――
大きな災害が起きたとき、本当に動ける体制ができているのかを確認するために、このテーマが議論されました。
本会議でのやり取り
① 災害にそなえた訓練をどう強めるか
【一文でわかる要点】
区に対して「物資配送だけでなく、道路やトイレ対策も含めた訓練を進めるべきではないか」という質問があり、区は不測の事態を想定した訓練を実施していくと答えました。
議員からは、
物資の配送訓練を行ったことは評価しつつも、
「その成果を今後どう生かすのか」
「道路啓開や下水処理停止時のトイレ対応まで想定すべきではないか」
といった指摘がありました。
これに対し、区の危機管理を担当する責任者は、
「道路啓開を含め、不測の事態を想定した訓練を実施する」
と答えました。
ここで大切なのは、
災害時に起こりうるさまざまな状況を、あらかじめ想定して備えようとしている点です。
私たちの暮らしとのつながり
「訓練」と聞くと、どこか遠い話に感じるかもしれません。
しかし、
・物資が届くかどうか
・道路が通れるかどうか
・トイレが使えるかどうか
は、災害時の生活に直結します。
とくに高齢の方や小さな子どもがいる家庭にとって、トイレや移動手段の確保は大きな問題です。
今回の議論は、
いざというときに地域で安心して過ごせるかどうかに関わる内容でした。
今後はどうなりそうか
今回のやり取りですぐに制度が変わるわけではありません。
しかし、
・道路啓開を含めた訓練を行うこと
・想定外の事態も考えた訓練を進めること
という方向性は示されました。
今後、より実践的な訓練が行われるかどうかが注目されます。
「せたがやの声をカタチに」として見えてきたこと
今回のやり取りから、次の点が見えてきました。
☑ 物資配送訓練がすでに実施されていること
☑ 道路やトイレ対応まで広げた訓練の必要性が指摘されたこと
☑ 区は不測の事態を想定した訓練を行うと答えたこと
災害対策は、行政だけでなく、地域や家庭での備えとも関わります。
あなたはどう感じましたか?
今回の議論について、
・物資は本当に届くのだろうか
・トイレ対策は十分なのだろうか
・自分の地域ではどうなっているのだろうか
と感じた方もいるかもしれません。
無理に結論を出す必要はありません。
まずは「どんな備えが話し合われているのか」を知ること。
そこから、地域や家庭でできることを考えるきっかけになればと思います。
補足・参考情報
本記事は、世田谷区議会で行われた代表質問・一般質問の内容について、
世田谷区が発行する「せたがや区議会だより」を参考に、要点を整理したものです。
特定の立場を示すことを目的としたものではなく、
議会でどのような課題認識が示されたのかを共有するための記事です。
この記事は、
「令和7年第4回定例会|議会で何が話されたか(まとめ)」の中の
【災害にそなえた訓練の強化】を取り上げたものです。
【参考情報】
世田谷区では、防災に関する情報やハザードマップの公開、
地域での防災訓練の実施なども行っています。
お住まいの地域の防災情報は、区の公式ホームページや広報紙などで確認することができます。
「せたがやの声をカタチに」では、
議会での議論を手がかりに、地域の声や実感を整理する勉強会を定期的に開催しています。
開催情報は別ページでご案内しています。