「安心して暮らせる地域とは⑬」孤立は“本人の問題”だけなのか

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「本人の努力不足」と見られてしまうことがある

孤立している人を見ると、

「もっと外に出ればいいのに」
「自分から動けばいいのに」

と思われることがあります。

また、

「本人の性格の問題では?」
「甘えているだけでは?」

という見方をされてしまう場合もあります。

しかし、本当に孤立は“本人だけの問題”なのでしょうか。

孤立には、さまざまな背景がある

人が孤立する背景には、さまざまな要因があります。

例えば、

・人間関係で傷ついた経験
・学校や職場での強いストレス
・病気や障がい
・経済的不安
・家庭環境
・地域とのつながりの減少

など、一つではなく複数の要因が重なっている場合も少なくありません。

そのため、

「本人が頑張れば解決する」

だけでは説明できないこともあります。

「助けを求めにくい社会」の影響もある

社会の中には、

「人に迷惑をかけてはいけない」
「弱音を見せてはいけない」

という空気があります。

その結果、

困っていても相談できない。
つらくても一人で抱え込む。

そんな状態が生まれやすくなっている面もあります。

また、地域との関わりが減り、

「自然につながれる場所」

が少なくなっていることも、孤立に影響しているかもしれません。

「制度がある」だけでは届かない場合もある

支援制度は、とても大切です。

しかし一方で、

・相談へ行くこと自体が不安
・人と会うことが怖い
・何を話せばよいか分からない

という状態の方もいます。

つまり、

「支援につながれない孤立」

も存在しています。

そのため、

「制度を用意すれば解決する」

だけでは難しい部分もあるのではないでしょうか。

孤立は「関係の少なさ」でもある

孤立とは、

単に一人でいることではありません。

「困った時に頼れる人がいない」
「安心して話せる相手がいない」

という、“関係の少なさ”でもあります。

だからこそ、

孤立を防ぐためには、

制度だけでなく、

・気軽に立ち寄れる場所
・安心して過ごせる関係
・無理なく参加できる地域活動

も大切になってきます。

「自己責任」だけでは見えなくなるものがある

もちろん、自分自身の行動も大切です。

一方で、

孤立をすべて「自己責任」で考えてしまうと、

「助けを求めにくい人」
「支援につながれない人」

が、さらに追い詰められてしまうことがあります。

だからこそ、

「なぜ孤立が起きるのか」

を、社会や地域の視点から考えることも必要なのではないでしょうか。

「支え合える地域」が孤立を防ぐこともある

人は誰でも、人生の中で孤立しやすくなる時があります。

仕事、病気、介護、人間関係、経済的不安。

さまざまな出来事によって、人とのつながりが弱くなることがあります。

だからこそ地域には、

「困った時はお互いさま」

と思える関係や、

「無理をしなくても関われる場所」

が大切なのかもしれません。

孤立を“地域全体の課題”として考える

孤立は、本人だけの問題ではなく、

地域や社会のあり方とも関係している問題なのではないでしょうか。

その視点を持つことで、

「頑張れない人を責める」

のではなく、

「どうすれば孤立しにくい地域をつくれるか」

を考えやすくなるのかもしれません。

それが、
誰もが安心して暮らせる地域づくりにつながっていくのだと思います。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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