本人だけでなく、家族も悩みを抱えていることがある
ひきこもりや生きづらさの問題を考える時、
本人への支援に目が向きやすいかもしれません。
もちろん、それはとても大切です。
一方で、そのそばで長く支えているご家族も、強い不安や悩みを抱えている場合があります。
「どう関わればよいのか分からない」
「声をかけるたびに関係が悪くなる」
「将来が不安」
「誰にも相談できない」
こうした思いを、一人で抱え込んでいるご家族も少なくありません。
「家族だから頑張らなければ」と無理をしてしまうこともある
家族は、とても近い存在です。
だからこそ、
「自分が支えなければ」
「何とかしなければ」
という責任感を強く持つことがあります。
しかし、長期間にわたって悩みを抱え続けると、家族自身も疲弊してしまうことがあります。
気づかないうちに、
・睡眠不足
・強いストレス
・孤独感
・将来への不安
を抱えている場合もあります。
家族も「孤立」してしまうことがある
実は、ご家族自身も孤立してしまうことがあります。
例えば、
「周囲に話しづらい」
「理解されないのではないか」
「家庭の問題と思われそう」
という不安から、相談できなくなることがあります。
また、
「親の育て方の問題では?」
と言われた経験から、傷ついている方もいます。
その結果、家族も地域から孤立し、悩みを抱え込みやすくなってしまうことがあります。
家族だけで抱え込まないことが大切
本人を支える中で、
「正しい対応をしなければ」
と考え続けるご家族も多くいます。
しかし実際には、簡単に答えが出ないことも少なくありません。
だからこそ、
「家族だけで抱え込まない」
ことも大切です。
同じような経験を持つ家族同士で話すことで、
「自分だけではなかった」
「少し気持ちが軽くなった」
と感じる方もいます。
家族が安心できることが、本人の安心につながることもある
家族が追い詰められてしまうと、家庭全体が緊張しやすくなることがあります。
反対に、
・話を聞いてもらえた
・少し気持ちを整理できた
・一人ではないと感じられた
ことで、家族自身に少し余裕が生まれる場合もあります。
その安心感が、結果として本人との関わり方にも良い影響を与えることがあります。
「家族支援」も地域に必要な支えの一つ
支援というと、本人への支援だけをイメージしやすいかもしれません。
しかし実際には、
本人を支える家族も、支援が必要な存在です。
だからこそ地域には、
・安心して話せる家族会
・気軽に相談できる場
・否定されずに話を聞いてもらえる関係
も大切なのではないでしょうか。
「家族だけで背負わない地域」へ
家族は、とても大切な存在です。
一方で、家族だけで全てを支え続けることには限界もあります。
だからこそ、
「家庭だけの問題」
として抱え込むのではなく、
地域の中でゆるやかにつながり、支え合えることが大切なのかもしれません。
本人だけでなく、家族も安心して過ごせること。
それもまた、
安心して暮らせる地域づくりにつながっていくのだと思います。

