「安心して暮らせる地域とは➂」“助けて”と言う前に必要な安心感とは

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「困ったら頼ればいい」が難しいこともある

「つらい時は、誰かに頼ってください」

よく聞く言葉ですが、
実際には「助けて」と言うことが難しい方も少なくありません。

本当は苦しい。
誰かに分かってほしい。

それでも、

「迷惑をかけたくない」
「うまく説明できない」
「断られたらどうしよう」

そんな不安から、言葉を飲み込んでしまうことがあります。

「助けを求める力」が残っていないこともある

長く孤立していたり、
何度も傷つく経験をしていると、

「どうせ分かってもらえない」
「相談しても変わらない」

と感じてしまうことがあります。

すると、
助けを求める気持ちそのものが弱くなっていきます。

周囲からは、

「なぜ相談しないのだろう」

と見えるかもしれません。

しかし実際には、
「相談できないほど疲れている」状態の場合もあります。

安心感がないと、人は話しづらい

人は、安心できない場所では本音を話しにくいものです。

・否定されないだろうか
・説教されないだろうか
・無理に変えられないだろうか

そんな不安があると、
自然と心を閉じてしまいます。

反対に、

「話さなくても大丈夫」
「自分のペースでいい」
「否定されない」

そう感じられると、
少しずつ安心してその場に居られるようになることがあります。

「何もしなくていい場所」が支えになることもある

支援というと、

「相談する」
「何かを決める」
「行動を変える」

ことをイメージする方も多いかもしれません。

しかし実際には、

「ただそこに居られる」
「誰かと同じ空間で過ごせる」

ことが、大きな意味を持つ場合もあります。

無理に話さなくてもいい。
途中で帰ってもいい。
聞いているだけでもいい。

そうした小さな安心感が、
人とのつながりを少しずつ取り戻すきっかけになることがあります。

安心感は「支援の前提」でもある

支援制度や相談窓口は、とても大切です。

一方で、
その支援につながる前には、

「人と関わっても大丈夫かもしれない」

と思える安心感が必要な場合があります。

つまり、

“助けて”と言えること

その前段階にある、

「安心して存在できること」

も、とても大切なのではないでしょうか。

地域に求められる「安心できる関係」

だからこそ地域には、

・無理に話さなくてもよい
・否定されない
・それぞれのペースを大切にする

そんな関係や場が必要なのだと思います。

安心感は、すぐに生まれるものではありません。

しかし、
小さな関わりの積み重ねが、

「ここなら大丈夫かもしれない」

という気持ちにつながっていくことがあります。

それもまた、
安心して暮らせる地域に必要な土台ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

対話会を三軒茶屋で定期的に開催しています。
聞くだけの参加でも大丈夫なので、ご都合が合えばお立ち寄りください。


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