安心して暮らせる地域とは①

“相談できない状態”は、なぜ起きるのか

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「困ったら相談してください」と言われても

「困ったら相談してください」

地域や行政の案内で、よく見かける言葉です。

しかし実際には、困っていても相談できないまま、一人で抱え込んでいる方が少なくありません。

なぜ、「相談できない状態」が起きるのでしょうか。

相談すること自体に不安がある

理由の一つは、
「相談すること」そのものに強い不安があるからです。

「迷惑をかけてしまうかもしれない」
「うまく話せない」
「否定されるのではないか」
「理解してもらえないかもしれない」

こうした思いが積み重なると、
「相談しよう」という気持ちよりも、
「やめておこう」という気持ちが強くなっていきます。

過去の経験が影響していることもある

また、過去に傷ついた経験が影響していることもあります。

勇気を出して話したのに、

「もっと頑張れば?」
「甘えているだけでは?」
「みんな同じだよ」

と言われてしまった。

その経験があると、
次に助けを求めることは簡単ではありません。

「人と関わること」が怖くなっている場合もある

特に、ひきこもりや生きづらさの背景には、
人間関係の傷つきや、長い孤立が重なっていることもあります。

そのため、

「相談する」

以前に、

「人と関わること自体が怖い」

という状態になっている方もいます。

まず必要なのは「安心感」かもしれない

だからこそ必要なのは、
「すぐ相談につなげること」だけではなく、

「ここなら否定されないかもしれない」
「無理に話さなくても大丈夫かもしれない」

と思える安心感ではないでしょうか。

地域の居場所や小さなつながりは、
その“最初の入口”になることがあります。

地域に必要な「相談前の支え」

相談支援は、とても大切です。

一方で、その前段階には、

「助けを求める元気がない」
「誰かに会うこと自体が不安」

という状態の方もいます。

だからこそ、地域には、

・無理に話さなくてよい
・聞いているだけでもよい
・それぞれのペースを尊重する

そんな「安心して居られる場」も必要なのだと思います。

「相談できる状態」を地域で支える

「相談できる人を増やす」だけではなく、

「相談できる状態をどう地域で支えるか」。

これも、これからの地域づくりにとって、大切な視点ではないでしょうか。

「地域で安心して暮らせるとは何か」
を一緒に考える対話会も開催しています。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

対話会を三軒茶屋で定期的に開催しています。
聞くだけの参加でも大丈夫なので、ご都合が合えばお立ち寄りください。


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