家から出づらい状態は、外出の回数だけでは決められません。本人が困っていること、家族が抱えている不安、生活や健康の状況は、一人ひとり違います。外へ出ることだけを目標にせず、本人のペースと希望を確かめることが大切です。
本人がすぐに相談できなくても、家族だけで相談を始められる窓口があります。
資料に収録された声
以下は、資料に収録された匿名の声を要約したものです。調査や相談で確認された限られた範囲の声であり、区民全体の意見ではありません。
- 話を聴いてもらうことで、気持ちが少し軽くなり、考えを整理できたという声
- 本人へどう声をかければよいか、どこへ相談すればよいか分からず、将来が不安だという家族の声
世田谷区の相談支援
世田谷区のひきこもり相談窓口「Link」は、本人だけでなく家族からの相談も受け、電話やメール、訪問、同行支援などを行います。2024年度は訪問77件、同行支援147件でした。訪問や同行は、本人の状況や同意を確かめながら進められます。
2024年度にLinkが把握した人は115人でした。この数字は相談につながった人の数であり、区内で家から出づらい状態にある人全体の数ではありません。
主な相談先・居場所
- 世田谷区ひきこもり相談窓口「Link」:電話 03-5431-5354。平日午前9時から午後5時
- Linkの詳しい内容:公式案内
- 居場所「こもりな」:北沢1-24-8。利用は無料。詳しくは公式サイト
- 東京都ひきこもりサポートネット:電話 0120-529-528。月曜日から土曜日の午前10時から午後5時
つながり方は一つではない
- まず家族が相談し、本人への関わり方を一緒に考える
- 電話やメールなど、外出しなくても使える方法から始める
- 訪問や同行を利用するときは、本人の意思と安全を確かめる
- 居場所へ行く、相談だけする、今は参加しないなど、選べるようにする
2025年度の利用者満足度は、回答115人のうち97人、約84%でした。満足度は大切な指標ですが、回答しなかった人や、相談につながっていない人の状況までは分かりません。
地域で考えたいこと
身近な人ができるのは、外へ出るよう急がせることではなく、困っていることを決めつけず、利用できる相談方法を伝えることです。家族も抱え込まず、本人の情報を広げすぎないよう注意しながら、専門職へ相談できます。
対話の問い
- どのような入口なら、本人や家族が相談しやすいでしょうか
- 家族が不安を抱え込まないために、どのような支えが必要でしょうか
- 本人のペースを守りながら、つながりを続けるには何が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T059_家から出づらい人と家族_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区ひきこもり相談窓口Linkの事業報告・利用実績、予算資料、東京都の相談案内など
制度の対象、受付時間、費用、申込方法、空き状況などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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