子育ての困りごとは、相談したいと思ったときにすぐ話せるとは限りません。相談先が分からない、時間がない、仕事を休めない、うまく説明できないなど、さまざまな壁があります。
「相談できないのは本人の問題」とせず、話す、立ち寄る、休むといった複数の入口を用意することが大切です。
相談につながりにくい理由
2023年11月に行われた、ひとり親世帯などを対象とする調査では、相談できなかった理由として「相談の仕方が分からない」22.0%、「時間がない」14.0%、「仕事を休めない」14.0%、「相談場所が分からない」13.4%が挙げられました。
この調査は、児童扶養手当の対象となる世帯など、限られた対象への調査です。子育て中のすべての人を代表する数字ではありませんが、相談の入口や時間帯が利用のしやすさに関わることを考える材料になります。
世田谷区で利用できる主な支援
- 子ども家庭支援センター:子どもや家庭に関する相談
- おでかけひろば:乳幼児と保護者が立ち寄り、交流や相談ができる場所
- 一時預かり・ほっとステイ:一定の時間、子どもを預けられる支援
- 産後ケア:出産後の心身の休養や育児相談などを支える事業
- せたがや子育てテレフォン:電話 03-5451-1211
おでかけひろばでの相談は、2024年度の延べ1万3,985件から、2025年度は延べ2万743件へ増えました。相談件数が増えたことは、支援の効果や、まだ相談できていない人の数を直接示すものではありません。
資料に収録された声
以下は、資料に収録された匿名の声を要約したものです。調査や相談で確認された限られた範囲の声であり、区民全体の意見ではありません。
- 相談したものの、十分に話を聴いてもらえなかったと感じたという声
最初の相談で話を受け止めてもらえなかったと感じると、次の相談をためらうことがあります。相談を受ける側は、すぐに答えを出す前に、何に困っていて、どのような支えを望んでいるかを確かめる必要があります。
地域で考えたいこと
- 相談する前に、対象、費用、予約、子ども同伴の可否が分かる案内になっているか
- 平日昼間だけでなく、電話やオンラインなどを選べるか
- 希望するサービスが使えないとき、別の支援へつなげられるか
- 子育てを支える人自身も、休み、相談できる体制があるか
地域別の相談先
- 世田谷地域:03-5432-2915
- 北沢地域:03-6804-7525
- 玉川地域:03-3702-1189
- 砧地域:03-3482-1344
- 烏山地域:03-3326-6155
対話の問い
- 誰に、どのような方法なら相談しやすいでしょうか
- 少し休むために、どのような支えがあると助かるでしょうか
- 一度の相談で終わらず、つながりを続けるために何が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T055_子育て中の孤立_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区の子育て・ひとり親世帯に関する調査、おでかけひろば等の利用実績、予算・決算資料など
制度の対象、受付時間、費用、申込方法、空き状況などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

コメント