学校に行きづらい理由や、本人が望む過ごし方は一つではありません。教室に入ることがつらい、人との関係が不安、学校以外で学びたい、卒業後のつながりが心配という場合もあります。
学校へ戻ることだけを急がず、本人の安心、学び、過ごす場所、相談方法を分けて考えます。
世田谷区の「ほっとスクール」
ほっとスクールは、区教育委員会の事業運営要綱に位置づけられた、不登校の状態にある児童・生徒などの居場所と学びを支える事業です。世田谷区在住の児童・生徒などが対象とされ、基礎学習や生活習慣などへの支援を行います。入室方法、時期、定員、本人の希望は利用前に確認が必要です。
オンラインでつながる選択肢
- オンラインルームで、複数の利用者が参加できる居場所をつくる
- 自主学習や個別学習を支援する
- 本人の状況に応じた個別相談を行う
- 交流や人との関わりを体験するプログラムを用意する
オンライン不登校支援は、区内在住の不登校・不登校傾向の小中学生などが対象とされています。端末、接続、登録、参加方法などの条件を確認します。
相談受付件数
不登校児童・生徒や保護者の電話相談受付件数は、2024年度の確定実績が502件、2025年度末見込みは500件で、2025年12月末時点の見込みです。相談件数であり、相談した実人数や支援の効果を示す数字ではありません。
学校以外の学び・生活の場
- 学校内で、教室、別室、学習の進め方を相談する
- ほっとスクールで、学校外の居場所と学びを利用する
- 対象となる世帯の中学生などが、学習・生活支援拠点を利用する
- 卒業後は、年齢や相談内容に合う若者支援へつなぐ
卒業の前後に確認したいこと
- 現在の相談先や担当者を整理する
- 卒業後の学び、仕事、居場所について本人の希望を聴く
- 若者支援、福祉などの紹介先を相談する
- 本人の同意を確かめ、次の担当者と連絡方法を決める
区議会で議論されたこと
2026年の区議会では、声を出しにくい子どもの変化に学校がどのように気づくか、学校生活アンケートや日常の変化、関係機関との相談、卒業後に支援が途切れないための学校と福祉の接続などが議論されました。相談件数と、本人が安心できたかどうかは別に確認する必要があります。
利用前に確かめたいこと
- 本人と家族のどちらが相談できるか
- 年齢、学年、居住地、世帯などの対象条件
- 費用、交通費、通信費、登録や予約
- 学校と情報を共有する範囲と本人の同意
- 合わなかった場合の次の相談先
対話の問い
- 学校に行きづらいとき、学校、別室、オンラインなど、どのような学びの選択肢があると安心でしょうか
- 居場所を選ぶ際に、人との距離、過ごし方、費用など、何を大切にしたいでしょうか
- 卒業後も相談を続けるために、引き継ぎ、本人の希望、連絡先について何を確かめたいでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T085_学校に行きづらい若い人が居場所を見つけにくいとき_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:ほっとスクール事業運営要綱、オンライン不登校支援事業実施要綱、不登校支援の実績資料、学習・生活支援拠点に関する要綱、区議会会議録など。利用方法や定員、受付条件は変わることがあるため、利用前に最新の案内を確認してください。

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