子どもや若者が地域活動へ参加するときは、大人が一方的に「参加させる」のではなく、本人が何に関心をもち、どのように関わりたいかを確かめることが出発点です。
年齢、活動内容、安全、保護者の同意、写真や連絡先の扱いなど、参加条件は活動ごとに異なります。見学する、短時間試す、途中でやめる、今回は参加しない選択も尊重します。
子ども・若者も、地域との関わり方を選べます
- 知る:地域でどのような活動があるかを見る
- 試す:本人が望む範囲で見学や参加を相談する
- 選ぶ:参加、見送り、別の活動、休むことを本人が決める
地域活動・居場所・相談支援を分けます
- 地域活動:活動の目的や役割があり、協力や参加の方法を確かめる
- 居場所:役割を求めず、安心して過ごせる方法を考える
- 相談・支援:生活上の困りごとを相談し、必要な支援につながる
同じ「つながり」に見えても、目的と利用条件は異なります。地域活動への参加を、居場所や支援を利用する条件にしません。
区の地域活動参加割合と目標
世田谷区基本計画では、「身近な地域活動に参加している区民の割合」は2023年度17.1%、計画上の目標は2027年度21%、2031年度25%です。
これは全世代を対象にした区の成果指標で、子ども・若者だけの参加率ではありません。将来目標を、子ども一人ひとりに参加を求める数字として扱いません。
区の計画は、子どもの声と主体性を重視しています
- 意見を出す:意見を表す機会と、受け止めた後の振り返り
- 役割を選ぶ:大人が決めるだけでなく、本人の意思を尊重する
- 身近な学び:学校、児童館、地域と出会う機会を考える
計画に方針があることと、個別の企画が現在実施されていることは別です。具体的な募集は、実施主体の案内で確認します。
参加前に確かめたい条件
- 対象年齢:小学生、中高生、学生など、誰が対象か
- 保護者の同意:必要か、書面や連絡方法は何か
- 安全:集合・解散、移動、保険、危険な作業、緊急時の担当者
- 時間:終了時刻、学校や生活との両立、途中退出
- 費用:参加費、交通費、材料費、持ち物
- 個人情報:氏名、連絡先、写真、動画、SNS掲載の同意
学生などとの協働の実施回数
世田谷区実施計画の推進状況では、教育・保育施設における地域・学生ボランティアなどとの協働取組は、2024年度245回でした。2025年度は1,148回の見込みとされています。
245回は2024年度の実績、1,148回は2025年12月時点で示された年度末見込みであり、確定実績ではありません。いずれも取組の回数で、参加した子ども・若者や学生の実人数ではありません。
参加を考える順番
- 情報を集める:活動内容と主催者を知る
- 条件を確認する:年齢、時間、安全、同意、費用を聞く
- 本人の希望を確かめる:やりたいこと、負担、望む役割を聞く
- 参加を決める:見学、参加、見送ることを本人が選ぶ
活動例と、現在の募集を区別します
- 子ども・若者の意見を生かす企画:年齢、意見の扱い、結果の伝え方を確認
- 文化・スポーツ:活動内容、役割、安全、費用を主催者へ確認
- 学生などのボランティア:対象年齢、保険、担当作業、受入れ体制を確認
計画に載っている活動例を、現在参加者を募集している企画として紹介しません。
学校・主催団体・家庭には役割の違いがあります
- 学校・児童館など:本人の意見や学びを尊重する入口
- 主催団体:募集条件、当日の安全、役割、相談担当を説明する
- 家庭・支援者:必要に応じ、同意や移動を支える
家庭や支援者が協力する場合も、本人の気持ちを置き去りにしません。本人が途中で考えを変える自由も含めて確認します。
地域活動を支える側の負担も考えます
2026年6月の区議会では、町会・自治会などの担い手の負担と支援方法が取り上げられました。区は役員の負担を認識し、伴走型支援などの仕組みを検討すると説明しています。
これは検討に関する答弁です。実施が確定した制度や、すべての団体で整った受入れ体制としては扱いません。
参加後も本人へ確かめます
- 本人が考える:楽しかったこと、負担だったこと
- 条件を見直す:時間、役割、安全、同意の範囲
- 次を選ぶ:続ける、形を変える、休む、やめる
参加したこと自体を成功の基準にせず、本人が選んだ結果と、その後に選び直せることを大切にします。
対話の問い
- 時間、費用、安全、担当者など、何が分かると子ども・若者が参加するか選びやすいでしょうか
- 本人の「やってみたい」「今はやめたい」という希望を、どのように確かめられるでしょうか
- 活動が合わないとき、見学、別の活動、見送ることを選びやすくするには何が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T120_子ども若者と地域活動参加_解説資料」v1.0(2026年10月28日)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:個別テーマ管理台帳、対話会作成ルール、世田谷区基本計画、世田谷区実施計画推進状況、世田谷区地域保健医療福祉総合計画、2026年6月12日の区議会会議録など。個別活動の対象年齢、保護者同意、保険、費用、写真・SNSの扱いは、主催者の最新案内で確認してください。

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