「困っていることを、うまく説明できない」「何がつらいのか、自分でも整理できない」。そのような状態でも、相談してよいはずです。原因や制度名を先に決めるのではなく、今の気持ちや暮らしの困りごとから、少しずつ話せる入口が必要です。
このページでは、文字で相談する方法、身近な福祉の相談窓口、暮らし全般を相談できる窓口などを整理します。
資料に収録された声
東京都が2025年10月から12月に、14の支援団体を通じて60人へ行った聞き取りでは、対面や電話より文字の方が話しやすい、文章にすることで気持ちを整理できる、背景を理解してもらえず相談をやめたことがある、といった声が紹介されています。
これは支援団体を通じた限られた聞き取りの結果です。区民全体の割合ではありませんが、相談方法を選べることや、すぐに答えを求めず待ってくれる人の大切さを考える材料になります。
不安や悩みを抱えている人は少なくありません
世田谷区民意識調査2026では、15歳以上の回答者2,477人のうち、不安や悩みが「ある」と答えた人は52.6%でした。「ない」は45.3%、無回答は2.1%です。
この数字だけで困りごとの内容や、支援が必要な人の人数を決めることはできません。生きづらさの背景は、心身の状態、家族、仕事、住まい、お金、人間関係など、人によって異なります。
相談できる主な入口
- 各まちづくりセンター内の「福祉の相談窓口」:年齢や相談内容を限定せず、困りごとを聴き、必要な支援につなぐ入口
- ぷらっとホーム世田谷:生活、家計、仕事、住まいなど、暮らし全般の相談
- 電話やメールなど、対面以外の方法から始められる相談先
ぷらっとホーム世田谷の電話は03-5431-5355です。保存資料に記載された受付時間は、祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時です。相談は無料です。詳しい案内は、ぷらっとホーム世田谷の案内で確認できます。
相談と支援の実績
ぷらっとホーム世田谷の自立相談は、2024年度の1,278件から、2025年度は1,819件へ増えました。2025年度には、支援プランを640件作成し、出張相談会を60回行っています。
相談件数は、相談した実人数や、困りごとが解決した人数とは同じではありません。相談できたか、本人が希望する支援につながったか、途中でつながりが切れなかったかも確かめる必要があります。
取組を支える予算
世田谷区の「生活困窮者自立促進支援事業」は、2025年度の予算現額が2億8,790万5,000円、実際の支出が2億8,769万5,124円でした。2026年度当初予算は3億2,047万1,000円です。
これは、ぷらっとホーム世田谷だけの費用ではなく、生活に困っている人への相談・支援に関わる事業全体の額です。予算額だけで支援の届き方や効果を判断することはできません。
地域で考えたいこと
- 理由を説明できなくても、今話せる言葉から相談を始められるか
- 話す、書く、オンラインなど、本人が方法を選べるか
- 誰に何を伝えるかを、本人と確認できるか
- 一度の相談で終わらず、必要なときに戻れる入口があるか
対話の問い
- 今の気持ちを少しだけ話すとしたら、どのような相手や方法なら安心でしょうか
- 相談を受ける人に、どのように応じてもらえると話しやすいでしょうか
- 相談が途切れず、必要な支援につながり続けるために何が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T061_生きづらさと相談の入口_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:東京都の若者への聞き取り、世田谷区民意識調査2026、ぷらっとホーム世田谷の事業報告、世田谷区の予算・決算資料など
相談の対象、受付時間、利用方法などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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