不安や落ち込みが続いていても、「相談するほどではない」「うまく話せない」「家族に聞かれたくない」と感じ、誰にも話せないことがあります。本人が無理なく使える方法から、相談を始められることが大切です。
このページでは、世田谷区のこころの相談、若い人向けの場、相談の利用状況を整理します。
資料に収録された声
東京都が2025年10月から12月に、14の支援団体を通じて60人へ行った聞き取りでは、家族に声を聞かれない文字相談を使いたい、落ち込んでいると支援先を探すこと自体が難しい、相談電話の番号を知らなかった、といった声が紹介されています。
これは限られた対象への聞き取りであり、若者全体の意見ではありません。相談先の情報が自然に目に入ることや、早めに返事が届くことの大切さを考える材料になります。
相談する相手がいない人もいます
2025年9月に行われた世田谷区の「こころの健康に関するアンケート」では、15歳以上の回答者1,327人のうち、悩みを抱えたときに誰かへ相談すると答えた人が80.8%でした。誰にも相談しない人は13.7%、相談できる人がいない人は3.2%、無回答は2.3%でした。
相談しない理由や、必要としている支えは人によって違います。この割合から、こころの病気の人数や、支援が必要な人の総数を判断することはできません。
世田谷区で利用できる主な入口
- 各地域の保健福祉センター「こころの健康相談」:本人、家族、関係者が、精神科医や保健師などへ相談
- 「こころスペース」:おおむね39歳以下の本人や家族などが、予約や実名を求められずに立ち寄れる場
- 緊急の危険があるときは、ためらわず119番や110番などへ連絡
こころの健康相談の地域別電話番号は、世田谷地域03-5432-2893、北沢地域03-6804-9355、玉川地域03-3702-1948、砧地域03-3483-3161、烏山地域03-3308-8228です。相談内容によって利用方法が異なるため、電話で確認してください。
相談の利用状況
世田谷区の精神保健福祉相談は、2024年度の4,261件から、2025年度は6,378件へ増えました。相談事業の実施回数は447回から553回へ増え、2025年度には講演会などを41回行い、延べ1,515人が参加しました。
相談件数や参加人数が増えたことだけで、必要な人へ十分に支援が届いたとは判断できません。相談後に安心できたか、継続してつながれたかも大切です。
取組を支える予算
「精神保健福祉相談」の2025年度予算現額は685万3,000円、実際の支出は649万6,121円でした。2026年度当初予算は709万6,000円です。
この金額は、世田谷区のこころの健康に関する取組全体の予算ではなく、同じ事業名の範囲を示しています。
地域で考えたいこと
- 電話、文字、面談など、本人が相談方法を選べるか
- 落ち込んでいるときにも、少ない手間で相談先を見つけられるか
- 本人だけでなく、家族や身近な人も相談できるか
- 最初の相談の後も、必要な支援へつながり続けられるか
対話の問い
- 不安や落ち込みがあるとき、誰に、どのような方法なら話せるでしょうか
- 身近な人は、どのような関わり方をすると助けになるでしょうか
- 相談した後に、どのようなつながりが続くと安心でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T062_不安や落ち込みと相談支援_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:東京都の若者への聞き取り、世田谷区のこころの健康に関するアンケート、精神保健福祉相談の実績、予算・決算資料など
相談の対象、受付時間、予約方法などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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