仕事を辞めたり休んだりすると、職場との関係だけでなく、生活のリズム、収入、人と話す機会、自信にも変化が生じることがあります。すぐに次の仕事を決めることだけを目標にせず、今の体調や希望から相談を始めることが大切です。
資料に収録された相談の様子
2025年9月の区議会では、長く働いていないため、どのように仕事を始めればよいか分からない、という相談が紹介されました。三茶おしごとカフェでは、キャリアカウンセラーが対応し、繰り返し相談する人もいると説明されています。
また、個別の相談を聴く中で、仕事だけでなく家庭や暮らしの問題が分かり、必要に応じて区の福祉相談へつないでいることも説明されました。
暮らし全般の相談
ぷらっとホーム世田谷の自立相談は、2024年度の1,278件から、2025年度は1,819件へ増えました。2025年度には支援プランを640件作成し、出張相談会を60回行っています。
相談件数が増えた背景には、住居確保給付金に関する問い合わせへの対応が増えたことなどもあります。相談件数だけで、離職・休職した人の総数や、支援の効果を判断することはできません。
今の希望に合わせて選べる支援
- ぷらっとホーム世田谷:生活、家計、住まい、仕事など、暮らし全般の相談
- 就労準備支援:生活のリズムや人との関わりを整えながら、講座、仕事見学、体験などを利用
- 三茶おしごとカフェ:仕事探しやキャリア、社会保険・労働に関する相談
- 医療機関のリワークや東京障害者職業センターの復職支援:対象や利用条件を確認して相談
2025年度の就労準備支援では、講座、仕事見学、体験などを294件実施しました。本人が休みたいのか、相談したいのか、人と会いたいのか、働く準備をしたいのかを確かめながら選ぶ必要があります。
就職実績と仕事体験
三軒茶屋就労支援センターの2025年度の就職決定者数は、目標800人に対して822人でした。
別の事業である、ぷらっとホーム世田谷の仕事体験・見学には延べ59人が参加し、体験先で19人、体験先以外で8人が就職したと報告されています。参加者の重複や、就職後の継続状況はこの数字だけでは分かりません。
取組を支える予算
世田谷区の「就労支援拠点事業」は、2025年度の予算現額が6,409万2,000円、実際の支出が6,201万8,882円でした。2026年度当初予算は6,681万5,000円です。
予算や就職者数だけでなく、本人が安心して相談できたか、無理のない働き方につながったかも確かめる必要があります。
相談先
ぷらっとホーム世田谷の電話は03-5431-5355です。保存資料に記載された受付時間は、祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時です。
三茶おしごとカフェの社会保険・労働相談は、公式案内で確認できます。東京しごとセンター専門サポートコーナーの電話は03-5211-8701です。
地域で考えたいこと
- 休む、相談する、人と会う、働くなど、本人が今望むことを聴く
- 次の相談先、担当者、共有してよい情報を一緒に確かめる
- 相談が途切れたときに戻れる入口を用意する
- 家族、職場、専門職、行政で、役割と負担を分ける
対話の問い
- 仕事を離れたとき、どのような人とのつながりなら負担が少ないでしょうか
- 暮らしや仕事の相談を話しやすくするには、何が必要でしょうか
- 就職以外に、支援が役立ったことを何で確かめたいでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T067_離職・休職とつながり_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:ぷらっとホーム世田谷の事業報告、世田谷区の就労支援実績、予算・決算資料、区議会会議録、国・東京都・他自治体の就労支援資料など
相談の対象、受付時間、利用方法などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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