お金の不安が大きくなると、外出や人付き合いを減らしたり、相談をためらったりすることがあります。家計の内容を他の人へ話す負担にも配慮しながら、今日必要な食事と、これからの暮らしの両方を支えることが大切です。
資料に収録された相談の様子
ぷらっとホーム世田谷の2025年度事業報告書には、家計を他の人に知られることへ抵抗や心理的な負担を感じる人がいる、と記されています。
一方、今日食べるものがない人へ、2日から3日分の食品を提供する緊急食支援も行われています。これは事業報告書が説明した相談の様子の要約であり、今回新たに本人へ聞いた声ではありません。
家計相談と緊急食支援の実績
家計相談は、2024年度の543件から、2025年度は478件となりました。事業報告書は、家計を話す負担を件数が減った背景の一つとして挙げています。
緊急食支援は、2024年度63名、2025年度378名と報告されています。原典では実人数と延べ人数の区別が示されていないため、同じ人の複数利用を除いた人数とは断定できません。
相談・支援につながる主な入口
- ぷらっとホーム世田谷:生活、家計、仕事、住まい、食事など、暮らし全般の相談
- 家計改善支援:収入と支出を整理し、本人の同意を得て支援の計画を考える
- フードパントリーなどの継続的な食品提供
- 今日の食事がないときの緊急食支援
事情が複雑な場合には、家計の専門家であるファイナンシャルプランナーなどへ相談する方法もあります。何を誰へ伝えるかは、本人の希望を確かめながら進めます。
納付相談から生活支援へ
2026年3月の区議会で、区は、税金や保険料の納付相談から生活支援へつなぐ取組を説明しました。本人の同意を得て窓口間で情報を共有し、2025年4月から2026年1月末までに、支援窓口の案内などを233件行ったとしています。
窓口を案内した件数と、実際に支援を利用した人数、暮らしが改善した人数は同じではありません。
取組を支える予算
世田谷区の「生活困窮者自立促進支援事業」は、2025年度の予算現額が2億8,790万5,000円、実際の支出が2億8,769万5,124円でした。2026年度当初予算は3億2,047万1,000円です。
この金額は、食品提供だけの費用ではなく、生活に困っている人への相談・支援に関わる事業全体の額です。
相談先
ぷらっとホーム世田谷の電話は03-5431-5355です。保存資料に記載された受付時間は、祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時です。相談は無料です。
今いちばん困っていることや、今日必要としていることから話すことができます。家計や食事の困りごとも、一人で整理してから相談する必要はありません。
地域で考えたいこと
- 何を誰に伝えるかを、本人が選べるようにする
- 目の前の食事を支えながら、これからの暮らしも一緒に考える
- 一度の支援で終わらず、必要なときに戻れる相談の入口をつくる
- 食品の確保や相談の負担を、行政、専門職、地域団体で分ける
対話の問い
- お金の不安があるとき、どのような関わりなら続けやすいでしょうか
- 家計や食事の困りごとを、話しやすくするには何が必要でしょうか
- 支援が届いたことを、案内件数以外に何で確かめたいでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T068_お金の不安とつながり_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:ぷらっとホーム世田谷の事業報告、生活困窮者自立促進支援事業の予算・決算資料、区議会会議録、国・東京都・他自治体の食支援資料など
相談の対象、受付時間、食品支援の利用条件などは変わることがあります。利用する前に、窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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