相談したいと思っても、制度名が分からない、どの窓口が担当か分からない、紹介された後にもう一度説明するのが負担、といった壁があります。最初から困りごとを整理しきれなくても、幅広く受け止める入口から相談できます。
案内を見つけ、関係が続くこと
ひきこもり相談窓口リンクの2024年度事業報告には、チラシで就職相談会を知り、支援につながる機会が広がったという声や、本人が定期的に話す中で安心して話せる関係ができたと感じるという家族の声が掲載されています。
また、連携する機関によって連絡方法が異なるため、メールも使えると相談しやすいという意見もありました。限られた利用者・家族の声の要約であり、すべての利用者の評価ではありません。
福祉の相談窓口はどのくらい知られているか
2026年の区民意識調査では、15歳以上の回答者2,477人のうち、福祉の相談窓口を「知っている」は57.9%、「知らない」は41.3%、無回答は0.8%でした。
「知っている」には、利用したことがある20.2%、名前を知っている27.9%、取組を知っている9.8%が含まれます。知っていることと、必要なときに利用できることは別に考える必要があります。
困りごとに合わせた最初の入口
- 身近な地区の福祉の相談窓口:年齢や内容にかかわらず福祉の困りごとを受け止め、必要な担当へつなぐ
- ぷらっとホーム世田谷:区内在住で生活に困っている人などが、生活、仕事、お金、住まいについて相談
ぷらっとホーム世田谷の2025年度実績は、相談1,819件、支援プラン640件、出張相談会60回でした。相談件数は実人数ではなく、プラン件数との割合を支援の成功率として計算することはできません。
紹介後も支援が続くか
支援者へのアンケートでは、多くのケースで情報共有、役割分担、連携した支援ができていると答えた割合が、2025年度44.3%でした。回答839件のうち372件で、目標は51%、2024年度実績は43.6%です。
これは支援する側の認識を示す指標です。本人が次の窓口へつながり、相談を続けられた割合や、生活が変わった割合ではありません。
取組を支える予算
「地区でつながり続ける支援体制の構築」は、2025年度の予算現額が2億7,877万5,000円、実際の支出が2億7,877万4,100円でした。別の「身近な福祉相談の充実と地域づくり」は、予算現額67万4,000円、実際の支出48万7,740円です。二つの項目は、区の相談窓口全体の総費用ではありません。
相談を見つけ、利用し、続けるために
- 学校、児童館、地域の施設など、普段利用する場所でも相談先の案内に出会えるようにする
- オンライン相談でできることと、別に申請や来所が必要なことを分けて説明する
- 担当や場所が変わるとき、次の担当者、連絡方法、共有する情報を本人と確認する
- 紹介するだけで終わらず、必要に応じて次の相談まで働きかける
相談先を探す入口
- 身近な地区の福祉相談
- 担当窓口や事業の案内:せたがやコール 03-5432-3333
- ぷらっとホーム世田谷:電話 03-5431-5355。生活・仕事・お金・住まいなどの相談。相談無料
電話、メールなどの相談方法や、来所予約、受付時間、必要な持ち物は利用前に確認してください。
対話の問い
- 相談先を探すとき、どこで迷いやすく、どのような案内があると助かるでしょうか
- 紹介された後、誰へ、どのように連絡できると相談を続けやすいでしょうか
- 来所、電話、メールなど、どのような相談方法が自分に合うでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T077_相談先の見つけ方と支援へのつながり_解説資料」v1.0(2026年10月27日作成)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区民意識調査2026、ぷらっとホーム世田谷・リンクの事業報告、区の主要施策の成果、国・東京都・他自治体の資料、区議会会議録など。受付条件は利用前に確認してください。

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