【世田谷の居場所を知る⑦|S-T099】家から出づらいとき、自分のペースでつながれる場所は?

家から出ることが難しい理由や、どのようにつながりたいかは人によって違います。家で過ごす日があることと、人とのつながりがないことは同じではありません。

まず情報だけを見る、電話やメールで相談する、短時間の見学を考えるなど、外出を居場所につながる唯一の条件にせず、自分のペースで接点を選びます。

目次

「相談」と「居場所で過ごすこと」を分けます

  • 電話・メールなどの相談:困りごとを聞き、支援の入口になる
  • 対面の相談窓口:生活、心理、福祉などの支援を調整する
  • 当事者が関わる居場所:交流、読書、趣味などを選んで過ごす
  • 家族からの相談:本人の意思や個人情報に配慮しながら相談する

相談したから居場所へ行かなければならないわけではなく、居場所を利用するために困りごとを詳しく話さなければならないとも限りません。

段階的な接点を、自分で選びます

  • 活動内容、対象、写真など、資料だけを見る
  • 電話、メール、オンラインなど、連絡方法を考える
  • 見学、短時間、付き添い、話さない選択があるかを聞く
  • 行く、休む、別の場を選ぶことを決め直す

世田谷ひきこもり相談窓口「リンク」の報告

2024年度の「リンク」事業報告では、当事者・家族からの相談を、電話、メール、対面、オンライン面談など複数の方法で受け、面談や関係機関との連絡、家族会・当事者会などへのつながりを支える取組が紹介されています。

相談窓口と居場所の主催者が同じとは限りません。現在の受付時間、対象、オンライン相談の条件、家族会や居場所の開催状況は、利用前に確認します。

相談・支援の方法別の延べ件数

2024年度報告では、方法別の延べ件数として、面談1,222件、電話1,075件、メール786件、オンライン面談8件が記載されています。同じ人が複数回利用した場合を含む延べ件数で、実人数ではありません。

方法別の内訳を単純に足すと3,091件になりますが、報告書の合計欄2,708件と一致していません。そのため、この記事では合計件数として扱わず、方法別の記載だけを紹介します。

「問い合わせ」と「新規受入」は違う段階です

同じ2024年度報告には、初回問い合わせ168件、新規受入119件とあります。問い合わせには相談につながっていない連絡も含まれ、新規受入は相談・支援を始める段階の件数です。

二つは同じ分母の数字ではないため、差の49件を「支援につながらなかった人」と断定したり、割合を計算したりしません。

過去の居場所の例「コモリナ」

コモリナの2025年度報告では、会話だけでなく、読書や制作など、活動のきっかけを選べる空間が紹介されています。経験をもつ人が運営に関わった例もあります。

過去の報告であり、現在の開催日、場所、対象、申込み、費用とは分けて確認します。

活動者が不足を感じた居場所

2024年4月の世田谷区社会福祉協議会の活動者アンケートでは、回答者1,519人の複数回答で、ひきこもりの人が参加できる場を不足と感じた人が17.3%、介護者家族向けが25.9%、認知症の人向けが21.1%でした。

地域活動に関わる人の意識であり、本人・家族全体の希望や、区内の実際の不足施設数を示す数字ではありません。

本人が今すぐ外出しなくても、家族から相談できます

家族が先に困りごとを相談し、本人との関わり方や利用できる支援を整理する方法があります。本人が今すぐ相談や参加を始めることを約束する必要はありません。

家族だけで決めず、本人の意思、希望する連絡方法、共有してよい情報を大切にします。電話、メール、訪問相談などの提供は、窓口ごとに確認します。

団体への運営補助と、参加条件は別です

世田谷区には、ひきこもりなどの居場所事業を運営する団体を支える仕組みがあります。補助の対象になったことと、実際に開催されたこと、利用者が参加したことは別です。

利用する側は、団体ごとの対象、開催日、費用、予約、過ごし方を確認します。

参加する前に確かめたいこと

  • 本人、家族、付き添いなど、誰が対象か
  • 自己紹介、会話、活動、見学、休憩の選択
  • 費用、予約、日程、開催場所、短時間利用
  • 電話、メール、オンラインなど対面以外の入口
  • 写真、記録、個人情報、家族との情報共有

対話の問い

  • 外出せずに人とつながりたいとき、どのような連絡方法や情報の受け取り方が安心でしょうか
  • 居場所へ行くかどうかを本人が決めるために、雰囲気、費用、見学条件など、どの情報が必要でしょうか
  • 行けなかった日や、場所が合わなかった日を責めず、別の選択肢につなぐには何が必要でしょうか

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T099_家から出づらいとき自分のペースでつながれる場所は_解説資料」v1.0(2026年10月28日作成)をもとに、投稿用に整理しました。

主な確認資料:世田谷区ひきこもり支援に係る基本方針、2024年度世田谷ひきこもり相談窓口「リンク」事業報告書、ひきこもり等居場所事業補助要綱、2025年度居場所カフェコモリナ事業報告書、社会福祉協議会の活動者アンケート、区議会会議録など。現在の相談・参加条件は、利用前に確認してください。

感じたことや、
気になっていることを、
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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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