親子の居場所には、子どもが遊ぶことだけでなく、保護者が一息つく、少し話す、小さな疑問を相談するという役割もあります。
一方、親子で一緒に過ごす場と、子どもを預けて保護者が休む支援は、目的も利用手続きも違います。家庭の希望に合う仕組みを分けて探します。
おでかけひろばとは
世田谷区の計画では、おでかけひろばは、乳幼児と保護者が身近な場所で過ごし、親子の交流や子育て相談につながる場として位置づけられています。
徒歩15分圏など、地域ごとに利用しやすい環境づくりも検討されています。実際の対象年齢、曜日、申込み方法は、会場ごとに確認します。
親子で過ごす場所と、預ける支援を分けます
- おでかけひろば:親子の交流や子育て相談
- 児童館の親子向け活動:遊びや保護者同士の交流
- 子育てサロン:地域の人や保護者との交流
- 一時預かり・ほっとステイ:保護者が子どもを預けるための制度
一時預かりなどは、利用資格、予約、費用、利用時間など、親子の居場所とは別の条件があります。
「子育てしやすい」と感じる割合
世田谷区基本計画では、保護者が「子育てしやすい環境だと感じる割合」を、2023年度実績73.2%、2027年度目標74.0%、2031年度目標75.0%としています。
2023年度だけが実績で、2027年度と2031年度は目標です。この数字だけで、個々の居場所が利用しやすいか、利用後に安心できたかは分かりません。
2024年当時のおでかけひろばの土曜開室
2024年10月の区議会答弁では、区内のおでかけひろば44か所のうち、29か所が土曜日に開室していると説明されました。
2024年10月時点の説明です。現在の施設数や土曜開室、時間は変更される可能性があるため、利用前に会場ごとの案内を確認します。
家庭によって利用しやすい時間は違います
平日に利用しやすい家庭、週末に行きたい家庭、子どもの様子に合わせて短い時間だけ過ごしたい家庭があります。会場が遠い場合は、出張型の活動や別の地域資源も選択肢になります。
開いている時間が多いことだけでなく、生活の時間、移動の負担、子どもの体調や昼寝に合うかを考えます。
活動者が感じた親子・保護者の場の不足
2024年4月の世田谷区社会福祉協議会の活動者アンケートでは、回答者1,519人の複数回答で、親子で参加できる場を不足と感じた人が12.4%、親だけで参加できる場が6.8%、子どもだけで参加できる場が10.1%でした。
地域活動に関わる人の意識であり、区内の実際の不足施設数や、保護者全体の評価ではありません。
出張型のひろばという接点
区議会では、2025年の出張おでかけひろばの実施例が紹介されました。普段の常設会場とは別の地域に出向き、これまで利用していなかった家庭や、外国にルーツがある家庭との接点をつくる取組です。
一度の実施例と、継続的に利用できる仕組みは分けて確認します。
いつもの場所で専門職に相談する接点
2026年4月の区議会委員会では、保健センターの職員が児童館を訪れ、乳幼児の保護者が小さな疑問を相談したり、施設のスタッフが助言を受けたりする取組が説明されました。
児童館やひろばですべての専門相談が完了するわけではありません。必要に応じて保健、医療、福祉などの専門機関につなぐ入口として考えます。
親子で利用する前の確認メモ
- 子どもの月齢・年齢と、保護者同伴の条件
- 利用料、予約、持ち物、食事やおむつなどのルール
- 平日・週末・出張型の予定と、移動方法
- 見学、短時間、途中退出、話さない選択があるか
- 授乳、休憩、きょうだい利用、相談の方法
保護者だけが休みたいとき
親子の交流の場では、保護者が子どもと一緒に過ごします。保護者が一人で休む時間を必要とする場合は、一時預かりやほっとステイなど、別の制度の対象・予約・費用を確認します。
育児のつらさが強いときは、居場所だけで抱えず、相談機関や専門支援につながることも選択肢です。
対話の問い
- 親子で「ほっとできる」場所には、遊び、休憩、見守る大人など、何があるとよいでしょうか
- 保護者が利用をためらうのは、時間、費用、距離、人との関わりのどのような場面でしょうか
- 親子で過ごす希望と、保護者が一人で休む希望を、どのように分けて考えるとよいでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T098_子育て中に親子や保護者がほっとできる場所は_解説資料」v1.0(2026年10月28日作成)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区基本計画、世田谷区立児童館条例、社会福祉協議会の活動者アンケート、区議会会議録など。各会場や一時預かりの現在の対象、費用、予約、開室時間は、利用前に確認してください。

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