【世田谷で災害に備える④|S-T108】避難所へ行く? 家に残る? 自分に合う避難先を考える

避難には、危険から離れて命を守ることと、その後にどこで生活するかを決めることの二つの意味があります。地震、火災、水害、停電・断水では、判断の手がかりが異なります。

最初に命の安全を確かめます。その後、建物、水、トイレ、健康、情報、必要な支援の状況に合わせて、避難所、自宅、親戚宅や地域外などを考えます。

目次

地震と水害では、避難の考え方が違います

  • 地震:建物の損傷、火災、落下物から身を守り、建物と周囲の安全を確認する
  • 大雨・河川の増水:浸水深、水位、避難情報を見て、危険が高まる前に移動する
  • 停電・断水:建物が安全でも、水、トイレ、電気、健康管理を続けられるか確認する

避難先を考える順番

  • 1 危険を知る:自宅、周囲の道路、火災、浸水の状況
  • 2 安全を確かめる:建物、設備、避難経路
  • 3 生活を考える:水、トイレ、薬、食事、情報
  • 4 支援を考える:困ったときの相談先、移動や介助

避難所の利用者数は時点で変わる想定です

世田谷区の地震被害想定では、都心南部直下地震、冬18時、風速8メートル毎秒という条件で、避難所への避難者は、発災1日後151,290人、4日から1週間後168,224人、1か月後52,374人と推計されています。

実際の利用者数ではありません。在宅避難や地域外への移動も含む人口移動の推計として、混雑や生活支援を考える材料にします。

避難所で考えられる支援

  • 情報と連絡:被害状況、支援、生活に関する案内
  • 物資と生活:状況に応じた水、食事、トイレなど
  • 健康への配慮:体調、薬、介護、必要な支援の相談
  • 生活のルール:共同生活の時間、場所、衛生、プライバシー

実際の支援内容は、災害の規模、施設、物資、人員によって変わります。避難所へ行けばすべてがすぐそろうと断定することはできません。

在宅避難には条件があります

家が残っていることと、安全に生活できることは同じではありません。建物や周囲に損壊・火災・浸水の危険がないか、給排水やトイレを使えるか、食事、薬、情報、支援を確保できるかを確認します。

体調が悪化した、支援との連絡が途切れた、余震や火災の危険が高まった場合は、避難先を見直します。

避難生活の場所は一つではありません

  • 指定避難所:開設状況、移動経路、混雑、生活支援を確認する
  • 自宅:建物、設備、備蓄、通信、支援の接点を確認する
  • 親戚宅・地域外:移動の安全、滞在期間、医療や福祉サービスの継続を確認する

大雨では警戒レベル5を待ちません

警戒レベル3は高齢者等避難で、避難に時間がかかる人などが行動を始める段階です。レベル4は避難指示で、危険な場所から全員避難する段階です。レベル5は緊急安全確保で、すでに安全な移動が難しい場合を含む、命を守るための行動が必要な段階です。

上の階に移動する屋内安全確保が適するかは、想定浸水深、建物の高さと安全性、長く孤立する可能性などで変わります。移動できるうちに危険な区域の外へ出ることも考えます。

福祉避難所などの利用

一般の避難所で必要な配慮を相談し、医療や介護などの支援が必要な場合は、福祉避難所や医療機関などへの受入れ・移送が調整されることがあります。

福祉避難所へ誰でも直接行けるという意味ではありません。対象、開設、受入れ、移送方法は災害時の状況と区の案内で確認します。

決めて終わりにせず、避難先を見直します

日頃は地域の危険と避難先を調べ、災害が近づいたら公式情報を確認します。災害後は、建物、設備、体調、支援の状況を見直し、必要なら別の場所へ移ります。

世田谷区は、避難所の指定・運営、情報提供、在宅避難者への支援、福祉避難所の調整などに関わります。区議会は、区の計画、予算、協定、訓練、実施状況を質問・調査・審議し、その後を確認します。

対話の問い

  • 地震と水害では、自宅や道路の危険がどのように変わるでしょうか
  • 自宅で暮らし続けるため、水、トイレ、薬、情報、支援のうち何が必要でしょうか
  • 予定していた避難先が使えない場合、次の安全な場所や相談先をどう考えるでしょうか

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T108_避難先と在宅避難_解説資料」v1.0(2026年10月28日)をもとに、投稿用に整理しました。

主な確認資料:東京都避難者生活支援指針、世田谷区地域防災計画震災編・風水害編、世田谷区災害対策強化プラン2026年8月更新版、区議会災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会会議録など。実際の避難では、その時点の避難情報、避難所の開設状況、建物の安全を確認してください。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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