【世田谷区のお金の使い道を知る⑥|S-T158】孤立を防ぐ取組にはどんな予算が関係している?

孤立を防ぐ取組は、一つの事業や一つの予算だけで行われているわけではありません。相談、居場所、生活支援、見守りなど、複数の分野に関係する予算があります。

また、孤立は人とのつながりの状態、孤独は本人の感じ方です。同じ意味として扱いません。

目次

支援の入口は複数の分野にまたがります

  • 相談:ひきこもり、福祉、暮らしの相談窓口。
  • 居場所:交流施設、民間活動、学びの場。
  • 生活支援:家計、就労、子育てなどの支援。
  • 見守り:電話、訪問、見守り機器など。

2026年度の関連する主要事業

  • 地域包括ケア:678百万円
  • 若者支援:598百万円
  • 困難を抱える子ども・家庭への支援:270百万円
  • 多様な学びの場の充実:259百万円

いずれも事業全体の予算です。全額が孤立・孤独の予防だけに使われる金額ではなく、4事業を足して「孤立対策の総額」とはしません。

前年度当初予算との比較

  • 地域包括ケア:2025年度632百万円 → 2026年度678百万円
  • 若者支援:474百万円 → 598百万円
  • 子ども・家庭への支援:248百万円 → 270百万円

予算の増額が、そのまま相談件数や利用者数の増加を示すものではありません。施設整備や運営費なども含まれます。

事業全体・個別補助・基金を重ねて数えません

  • 主要事業:施設運営や相談など、複数の経費を含む事業全体。
  • 個別補助:団体や活動を直接支える予算枠。
  • 基金充当:その支出の財源として基金から充てる予定額。

基金充当は、支出額へ上乗せする追加予算ではありません。

居場所などの個別補助

  • ひきこもり等の居場所:2025年度8,926千円 → 2026年度14,852千円
  • 本人・家族の交流支援:840千円 → 840千円
  • 若年女性の居場所:20,000千円 → 23,024千円
  • 若者の居場所:240千円 → 2,138千円

対象や活動内容が異なる補助制度です。金額を並べても、支援の重要性の順位を示すものではありません。

身近な地区では複数の機関が関わります

  • まちづくりセンター:地域課題や活動につなぐ区の窓口。
  • あんしんすこやかセンター:高齢者の生活や介護などの相談。
  • 社会福祉協議会:住民の福祉活動と相談支援。
  • 児童館:子どもの遊び、交流、地域とのつながり。

窓口があることと、本人や家族がその情報に気づき、相談し、支援を継続できることは別の段階です。

施設・人・学びを支える予算

若者支援の598百万円には、施設の運営や整備などが含まれます。このうち、若者と地域資源をつなぐ機能拡充事業は15,030千円です。

子ども・家庭への支援270百万円には、学習・生活支援、ヤングケアラー支援、多世代食堂などが含まれます。多様な学びの場259百万円には、ほっとスクール、学びの多様化学校、オンラインの学習・居場所などが含まれます。

利用実績は何を数えた数字か確認します

2025年度は、せたエールの居場所から相談へつないだ件数が23件で、成果指標の目標は17件でした。この23件は接続件数であり、居場所の延べ利用者数や、孤立が解消した人数ではありません。

対話の問い

  • 相談や居場所の入口で、費用、人、場所、相談方法の何が分かると安心ですか。
  • 支援が届いたか確かめるために、利用、紹介、継続、本人の感想の何を見たいですか。
  • 予算と活動結果を伝えるとき、事業範囲、人数、年度をどう示すと分かりやすいでしょうか。

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T158_孤立を防ぐ取組にはどんな予算が関係している_解説資料_v1.0」(2026年10月27日)をもとに整理しました。事業全体、個別補助、基金、利用実績を分けて扱っています。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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