他の区の取組を知る目的は、順位をつけることではありません。制度の違いから、世田谷で何を確かめる必要があるかを見つけます。
目次
比較は四つの順番で考えます
- 困りごと:誰が、どんな場面で困っているか。
- 制度:対象、申込み、費用、担当機関。
- 利用:実人数、延べ件数、利用を断念した理由。
- 変化:安心、生活、学び、相談のつながり。
窓口時間は入口の一つです
生活困窮相談の通常平日の公表時間帯は、保存資料では世田谷区8時間、板橋区10時間、文京区8.5時間でした。時間が長いことだけで、相談しやすさや支援の質を判断しません。予約方法、場所、相談内容、待ち時間なども必要です。
高齢者世帯の割合は支援の成果ではありません
65歳以上の人がいる世帯のうち、高齢者だけで暮らす世帯の割合は、世田谷区68.9%、杉並区68.5%、足立区63.4%でした。世帯構成を示す数字であり、孤立や見守り支援の成果ではありません。
同じ上限額でも利用条件が違います
板橋区と品川区の2026年度フリースクール等利用料助成は、月額上限がともに2万円と整理されています。一方、学校への在籍、住所、東京都の助成、必要書類などの条件が異なります。上限額が同じでも、利用できる人や算定方法は同じではありません。
世田谷区について、同じ条件の独自助成資料をこの比較では確認できていません。「資料がない」ことを「制度がない」「支出がゼロ」とは扱いません。
相談件数は利用者数や成果ではありません
世田谷区の生活困窮相談件数は2024年度1,278件、2025年度1,819件でした。相談の件数であり、相談した人の実人数や、生活が改善した人数ではありません。
言葉を次の資料につなげます
- 窓口時間 → 予約、利用実績、利用者の声。
- 利用件数 → 実人数、継続、支援内容。
- 予算額 → 同じ年度・同じ事業の決算と成果。
- 調査割合 → 対象、分母、調査方法。
世田谷で確かめたいことを整理する
- 誰が対象で、どこから相談できるか。
- 利用条件や手続きが分かりやすいか。
- 支援が必要な人に情報が届いているか。
- 実施件数だけでなく、暮らしの変化をどう確かめるか。
対話の問い
- 他区との違いを見たとき、世田谷で最初に確かめたいことは何でしょうか。
- 比較する年度、対象、単位をそろえるには、どんな資料が必要でしょうか。
- 制度があることと、使いやすいことの間をどう確認できるでしょうか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T196_他区比較_解説資料_v0.5」(2026年10月27日、根拠確認版)をもとに整理しました。12回すべての制度を最新条件で再調査した総括ではなく、保存資料で確認できた代表例から比較方法を整理しています。

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