学校に行けない、行きづらい状態には、体調、人間関係、学び方、学校の環境など、さまざまな背景があります。学校へ戻ることだけを急がず、本人が安心できることと、家族が抱えている不安をそれぞれ確かめることが大切です。
このページでは、世田谷区で利用できる学び・相談・居場所の選択肢と、支援につながるまでの壁を整理します。
このテーマで考えること
- 今は学校へ行けない子どもが、どのような方法なら相談や学びにつながれるか
- 希望する場所を利用できないとき、つながりを切らさないために何が必要か
- 利用人数だけでなく、本人の安心や学びの継続をどのように確かめるか
確認できたこと
世田谷区には、学校内の「校内ほっとルーム」、オンライン上の居場所「せたがYah!」、教育支援センターの「ほっとスクール」、学びの多様化学校など、複数の選択肢があります。
校内ほっとルームは2024年度の67校から2025年度は80校へ広がりました。オンライン支援は2024年度に258人が登録し、年間の参加は延べ4,891回でした。登録人数と参加回数は別の数字であり、利用した子どもの変化や満足度をそのまま示すものではありません。
学びの多様化学校「北沢学園中学校」は、学校として学ぶ場です。同じ建物にある「ほっとスクール北沢」とは、対象や仕組みが異なります。希望者が定員を上回る場合もあるため、利用できなかった後の支援も重要です。
世田谷区で利用できる主な入口
- 不登校支援窓口:電話 03-6453-1523。平日午前9時から午後5時
- せたがYah!:区内在住の小学1年生から中学3年生を対象とするオンラインの居場所
- ほっとスクール:城山・尾山台・希望丘・北沢の4か所
- 学びの多様化学校:ねいろ、北沢学園中学校
- 保護者相談会:子ども本人だけでなく、家族が相談できる機会
数字を見るときの注意
校内ほっとルーム、オンライン、ほっとスクール、学びの多様化学校は、同じ子どもが複数利用する場合があります。そのため、利用人数を単純に足して「支援を受けた実人数」とすることはできません。
また、予算額や参加人数が増えたことだけで、支援が十分に届いたとは判断できません。相談できたか、希望する学び方を選べたか、途中でつながりが切れなかったかを確かめる必要があります。
地域で考えたいこと
地域の大人にできるのは、登校を急がせることではなく、本人や家族の話を決めつけずに聴き、必要に応じて専門の窓口を案内することです。本人が話したくないことを無理に聞かず、相談した内容を広げない配慮も欠かせません。
対話の問い
- 今は学校へ行けないとき、どのような相談方法なら使いやすいでしょうか
- 希望する居場所を利用できないとき、どのような支えがあると安心でしょうか
- 支援が役に立ったかを、どのように確かめればよいでしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T051_不登校_解説資料」v1.2(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区の不登校支援資料、利用実績、予算・決算資料、区議会答弁、東京都の支援案内など
制度の対象、受付時間、費用、申込方法、空き状況などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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