【暮らしの数字から世田谷を知る⑧|S-T148】障がいや心身の困りごとがある人の暮らしを、数字から見る

障がいや心身の困りごとがある人の状況は、一つの数字だけでは表せません。手帳を持つ人の数、福祉サービスの利用状況、本人が日々感じている困りごとは、それぞれ別の情報です。

目次

数字の種類によって見えることが違います

  • 手帳の記録:制度上、手帳を持っている人の数。
  • サービスの記録:支援を利用した人や利用件数。
  • 暮らしの状況:本人の困りごと、希望、生活環境。

身体障害者手帳の所持者数は、障がいや心身の困りごとがあるすべての人の人数ではありません。

2025年の身体障害者手帳所持者数

  • 合計:18,497人
  • 18歳以上:17,949人
  • 18歳未満:548人

18歳以上は全体の約97.0%です。これは年齢構成を示すもので、支援の必要性や困りごとの大きさを比較する数字ではありません。

2019年から2025年の変化

  • 2019年:19,215人
  • 2025年:18,497人
  • 2024年から2025年:140人増

長期的な増減と直近1年の増減は分けて読みます。制度の変更、人口構成、申請状況などとの関係を、この数字だけで断定しません。

障がいの種類別は「延数」です

  • 肢体不自由:8,428
  • 内部障害:7,124
  • 聴覚・平衡機能:1,953
  • 視覚:1,470
  • 音声・言語:518

分類別の合計は19,493で、実人数18,497人を上回ります。同じ人が複数の分類に含まれることがあるため、分類別の合計を人数として扱いません。

手帳を持たない人の困りごともあります

  • 手帳の対象ではない、または申請していない人。
  • 精神的な不調や発達特性による困りごとがある人。
  • 病気や体調の変化で生活上の配慮が必要な人。
  • 制度を利用していない、利用できていない人。

手帳の所持状況だけで、本人の暮らしや支援の必要性を判断しません。

サービスの利用件数と実人数を分けます

障害福祉サービスの資料には、利用した人の数や利用件数など、さまざまな集計があります。同じ人が複数回・複数サービスを利用する場合があるため、延べ件数を支援が必要な人の実人数として扱いません。

数字と本人の暮らしをつなぐときの視点

  • 移動、情報、コミュニケーション、住まいなど、困る場面を具体的に確認する。
  • 必要な配慮を本人と相談し、支援する側だけで決めない。
  • 制度を利用しているかどうかと、本人の希望を分ける。
  • 人数や件数だけで支援の効果を判断しない。

対話の問い

  • 手帳やサービスの数字と合わせて、暮らしのどんな状況を確かめたいですか。
  • 制度を利用していない人の困りごとを知るには、どんな調査や相談の入口が必要でしょうか。
  • 本人の希望を中心に必要な配慮を考えるには、どんな情報があるとよいでしょうか。

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T148_障がい_心身の困りごと_解説資料_v1.0」(2026年10月28日)をもとに整理しました。主な確認資料は、身体障害者手帳所持者数、障害者福祉サービス実施状況、せたがやインクルージョンプラン2024–2026、2026年3月の区議会会議録です。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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