【暮らしの数字から世田谷を知る⑫|S-T152】数字から見えてきた世田谷の変化を、どう確かめる?

数字は、世田谷の変化を知る入口になります。ただし、人数、世帯数、調査の割合、行政の実績は、それぞれ測っているものが違います。

第8シリーズのまとめとして、数字の出典・時点・対象・数え方をそろえ、数字の変化とその理由を分けて考えます。

目次

数字には種類があります

  • 人数・世帯数:住民基本台帳や国勢調査の人口、世帯など。
  • 調査の割合:調査に回答した人が「そう答えた」割合。
  • 行政の実績:相談件数、支援利用件数、予算、支出など。

人口と世帯数の変化

  • 人口は2019年1月1日の908,907人から、2026年1月1日の928,666人へ増えました。
  • 世帯数は2019年の479,792世帯から、2026年の508,002世帯へ増えました。

人口と世帯数は別の指標です。人口が増えた理由や、世帯数の増え方の背景は、住宅、家族構成、転入・転出など別の資料で確かめる必要があります。

年齢別人口の変化

  • 0~14歳人口は2019年108,101人、2026年102,079人で、7年間に6,022人減りました。
  • 65歳以上人口は2019年183,215人、2026年192,309人で、7年間に9,094人増えました。

同じ各年1月1日、同じ住民基本台帳の区分で比べています。人数の増減だけで、必要な支援の内容や原因を決めることはできません。

地域活動の「現在」と「希望」は別です

2026年区民意識調査では、回答者2,477人のうち、現在地域活動に参加している回答は17.1%、現在は参加していないが今後参加してみたい回答は38.1%でした。

今後の参加意向と実際の参加は違います。また、回答者の割合を区民全員の実測値として扱いません。

「変化した」と言う前に確認すること

  • 時点:同じ1月1日か、同じ年度か。
  • 対象:区民全体か、調査回答者か、制度利用者か。
  • 定義:人、世帯、件数、延べ人数、割合のどれか。
  • 分母:割合は誰をもとに計算したか。

数字の変化と理由は別に考えます

数字は変化があったことを知らせますが、その原因までは自動的に示しません。二つの数字が同じ時期に増減しても、それだけで原因と効果の関係があるとは言えません。

公式統計を確認した後、地域で寄せられた経験や意見を別の情報として残し、事実・声・整理した論点を分けて共有します。

対話の問い

  • 数字の変化の中で、自分の地域や世代に関係して気になったものはありますか。
  • 数字に表れにくい暮らしや、支援につながる前の困りごとには何があるでしょうか。
  • 理解を深めるために、次にどの資料やどのような声を確認したいでしょうか。

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T152_世田谷の数字を確かめる_解説資料_v1.0」(2026年10月28日)をもとに整理しました。住民基本台帳、国勢調査、世田谷区民意識調査など、資料ごとの対象と時点を分けて扱っています。

感じたことや、
気になっていることを、
教えてください。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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