環境を守る取組には、省エネルギー設備への支援、公共施設の整備、ごみの削減、みどりの保全、まちの美化などがあります。
このテーマでは、制度や設備を用意したこと、住民や事業者が利用・実践したこと、環境が実際に変化したことを、別々の段階として確認します。
環境に関する計画の主な分野
- 区民・事業者の脱炭素:省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を支える。
- 公共施設の脱炭素:区の施設や設備を見直す。
- まちの美化:たばこの吸い殻やごみのない環境を考える。
- ごみと資源循環:ごみを減らし、資源を繰り返し使う。
- みどりの保全:公園、緑地、樹木などを守り育てる。
- 生物多様性:さまざまな生き物とその環境を守る。
環境の取組を三つの段階で見ます
- 支援や設備を用意する:助成制度、充電設備、回収の仕組みなど。
- 利用・実践する:家庭や事業者が制度を利用し、行動を変える。
- 環境の変化を確かめる:二酸化炭素排出量、ごみの量、みどりの状況などを見る。
助成件数や設備数が増えたことと、区全体の環境目標を達成したことは同じではありません。
省エネルギー設備への助成による削減量
2024年度のエコ住宅補助金による二酸化炭素削減量は、当初目標744トンに対し、実績1,832トンでした。
これは助成を利用した設備などによる削減量として計算された指標です。世田谷区全体の二酸化炭素排出量が1,832トンだけ減ったと単純に置き換えるものではありません。
資料では目標が後に見直されたことにも触れています。比較するときは、当初目標、見直し後の目標、確定実績を区別します。
公共の電気自動車充電設備
公共の電気自動車充電設備は、2024年度までの累計で14基とされています。
設備数は利用できる入口の数を示します。利用回数、設置場所の偏り、故障や混雑、電気自動車の普及状況は、別の資料で確かめる必要があります。
ごみ・資源循環の取組
ごみを減らす取組では、発生を抑えること、繰り返し使うこと、資源として再利用することを分けて考えます。
- 家庭や事業所で出るごみの量。
- 資源として回収された量。
- 回収・処理にかかった費用。
- 区民や事業者が参加しやすい仕組みか。
回収量が増えた場合も、ごみそのものが増えたのか、分別が進んだのかは、ほかの数字と合わせて確認します。
みどりと生物多様性
みどりを守る取組では、公園や緑地の面積だけでなく、樹木の状態、生き物の生息環境、地域で手入れを続けられるかなども関係します。
計画に取組が位置づけられていることと、2025年度の確定実績や環境の変化が確認されたことは別です。資料に確定値がない項目については、実施済みとは書きません。
まちの美化とたばこのルール
2025年9月3日の区議会の委員会では、加熱式たばこを含むルールの見直し案、吸い殻への対応、巡回や清掃などについて説明や質疑がありました。
委員会で案が説明されたこと、質問や答弁があったこと、正式なルールが決まったこと、現場で運用されたことは、それぞれ別の段階です。
数字を重ねて成果にしません
- 二酸化炭素削減量1,832トン:助成事業に関する削減指標。
- 充電設備14基:2024年度までの累計設備数。
- 議会の質疑:制度や運用を確認する過程。
単位も対象も違うため、足し合わせたり、一つの達成率にまとめたりしません。
環境の取組が暮らしに届くまで
- 区が計画、制度、設備を用意する。
- 区民や事業者が情報を知り、利用や行動を選ぶ。
- 利用状況、費用、環境の変化を確認する。
- 結果をもとに、計画や運用を見直す。
区と区議会の役割
- 区の行政:環境計画、助成、公共施設、ごみ、みどり、美化などの事業を実施します。
- 区議会:条例、予算、決算を審議し、計画や事業の進捗を質問・確認します。
議会で議論されたことを、実施済みの環境改善や確定した成果として扱いません。
対話の問い
- 暮らしの中で、環境を守る取組とつながっていると感じる場面には何があるでしょうか。
- 助成や設備が役立ったかを知るには、利用件数、使いやすさ、環境の変化のどれを確認したいでしょうか。
- 計画の進み具合を分かりやすく伝えるため、年度、目標、実績、費用をどのように示すとよいでしょうか。
特定の環境政策への賛否を求めるものではありません。発言や暮らし方の説明は任意です。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T170_環境を守る計画_解説資料_v0.3」(2026年10月27日)をもとに、資料で確認できる範囲に限定して整理しました。2025年度の確定実績、見直し後の全目標、事業別の予算・決算は、同資料では確認できないため確定情報として掲載していません。

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