他の区との比較は、どちらが優れているかを順位づけるためではありません。制度の共通点と違いを知り、世田谷で次に何を確かめたいかを考えるために行います。
比較の前に5つの条件をそろえます
対象は年齢、世帯、困りごとの範囲です。内容は相談、同行、紹介などの違いです。時点は年度や更新日、数え方は時間、件数、人数、結果は相談後にどのような支援へつながったかを示します。
名前が似ている窓口でも、対象や役割が違うことがあります。条件をそろえずに数字だけを並べると、違うものを同じものとして比べてしまいます。
通常平日の公表受付時間を比べる
2026年10月1日に確認したDrive内の比較記録では、世田谷の窓口は9時から17時、板橋の本部は9時から19時、文京は8時30分から17時と記録されています。
時間帯にすると、世田谷は8時間、板橋は10時間、文京は8.5時間です。ただし、公表時間の長さは、相談の質、予約の取りやすさ、待ち時間、休日対応を示すものではありません。
似た数字でも意味が違います
受付時間は公表された窓口の時間帯です。相談件数は窓口が受けた相談の回数で、相談した実人数とは限りません。予算額は事業のお金の範囲で、実際の支出や成果とは別です。利用者評価は回答した人の受け止めで、回答しなかった人や利用しなかった人の状況は含まれません。
相談から支援までには段階があります
相談先を知る、本人の事情を話す、必要な支援を整理する、制度や地域の支援へつなぐ、その後に本人に役立ったかを振り返る、という流れがあります。
区によって、相談の入口、専門職や制度へのつなぎ方、継続して相談する方法が異なる可能性があります。
世田谷の相談件数から数え方を考える
ぷらっとホーム世田谷の事業報告では、自立相談支援の相談件数は2024年度1,278件、2025年度1,819件でした。これは相談の回数であり、相談した人の実人数ではありません。
この数字を板橋や文京の相談実績と同じ定義で比較したものではありません。まず世田谷の年度間の変化として確認し、他区と比べる場合は集計方法をそろえます。
対話の問い
相談先を探すとき、時間、場所、対象、相談できる内容のうち、何を最初に知りたいでしょうか。
他の区の制度を見るとき、受付時間以外に、どの条件をそろえて比べたいでしょうか。
数字だけでは分からない利用しやすさを確かめるには、どんな経験や情報が必要でしょうか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T185_他区比較の基本_解説資料_v1.0」(2026年10月28日)をもとに整理しました。受付時間は2026年10月1日のDrive内比較記録、相談件数はぷらっとホーム世田谷2025年度事業報告書の記載です。

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