家族の介護、見守り、家事、きょうだいの世話、通訳などを日常的に担う子ども・若者がいます。家族を大切に思う気持ちがあっても、学び、休む時間、友人との時間、将来の希望が後回しになることがあります。
本人だけを支援するのではなく、家族全体の困りごとを整理し、家庭の負担を減らすことが必要です。
確認できたこと
世田谷区は2024年7月から、ヤングケアラーの相談や関係機関との調整を行うコーディネーターの取組を始めました。2026年1月までに相談は103件あり、そのうち本人や家族と連絡が取れたものは42件でした。
2025年12月までのLINE相談は105人でした。相談件数と相談した実人数、支援につながった人数は別の数字です。また、相談できていない人がどのくらいいるかは、この数字だけでは分かりません。
相談・支援につながる主な入口
- ヤングケアラー・コーディネーター:本人、家族、学校、支援機関から相談できる入口
- 学校の教職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー
- 児童館、子ども家庭支援センター
- 世田谷区のヤングケアラーLINE相談
- 要件に当てはまる家庭への家事・育児などの訪問支援
制度の内容は、世田谷区のヤングケアラー支援案内で確認できます。LINE相談は、世田谷区のLINE相談から利用できます。訪問支援は、申請と利用条件の確認が必要です。
相談しやすくするために
子ども・若者は、自分の状況を「家族のことだから話してはいけない」「自分が頑張ればよい」と考えていることがあります。支援する側は、家族を責めたり、世話をしていることを一方的に否定したりせず、本人が困っていることと、今後どうしたいかを確かめる必要があります。
学校を卒業する、引っ越す、年齢が変わるなど、生活の節目で支援が途切れないことも重要です。誰が次の窓口へつなぐのかを事前に決めておくことが役立ちます。
地域で考えたいこと
- 遅刻、欠席、疲れ、忘れ物などの背景を、本人の努力不足だけで判断しない
- 本人が話したくない家族の事情を、無理に聞き出さない
- 子ども・若者の時間を確保するため、家庭への支援も同時に考える
- 支援者も一人で抱えず、本人の同意を確かめながら関係機関と連携する
対話の問い
- どのような声のかけ方なら、話しやすいでしょうか
- 自分の時間や学びを守るため、どのような支えが必要でしょうか
- 進学や就職などの節目でも支援を続けるには、何が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T054_家族の世話を担う子ども・若者_解説資料」v1.2(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区のヤングケアラー調査、相談・支援実績、予算・決算資料、公式相談案内など
制度の対象、受付時間、費用、申込方法、空き状況などは変わることがあります。利用する前に、各窓口の公式案内で最新情報を確認してください。

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