仕事を離れると、職場で人と会う機会や生活のリズムが変わることがあります。地域に知り合いがいなくても、すぐに活動へ参加しなければならないわけではありません。本人の関心や、人との距離、参加できる頻度に合う入口を選ぶことが大切です。
このページでは、世田谷区の調査、交流や学びの入口、参加を支える取組と予算を整理します。
地域活動への希望は人によって違います
2026年の世田谷区民意識調査では、15歳以上の回答者2,477人のうち、地域活動に「参加している」は17.1%、「今は参加していないが、今後参加したい」は38.1%、「今後も参加する予定はない」は43.1%、無回答は1.8%でした。
これは定年後の人だけを対象とした調査ではありません。地域活動への希望はさまざまであり、参加するかどうかも本人が選べることを前提に考える必要があります。
参加していない理由も一つではありません
2025年度の高齢者ニーズ調査では、調査で挙げられた活動のすべてに参加していない2,229人へ理由を尋ねています。複数回答で、「関心がない」31.8%、「きっかけがない」28.8%、「集団行動が苦手」14.7%、「友人・仲間がいない」13.7%でした。
この調査は、区内の65歳以上のうち、対象を選ぶ時点で要介護1から5の人を除いて行われています。参加していないことだけで孤立しているとは判断できません。
交流や学びを探す主な入口
- 生涯現役情報ステーション:地域活動、学び、仕事などの情報を探す入口
- ひだまり友遊会館:区内の60歳以上の人などが、講座や憩いの場を利用できる施設
- 生涯大学:区内の50歳以上の人を対象とした、2年間の授業、校外学習、学園祭などの学びと交流
ひだまり友遊会館の個人利用料は無料ですが、講座では材料費などが必要になる場合があります。生涯大学を含め、日程、費用、申込条件は利用前に現在の案内を確認してください。
参加の実績と取組を支える予算
2025年度の調査では、地域の活動や講座に参加している人は、回答4,570人のうち956人、20.9%でした。区の目標は21.4%以上で、実績は0.5ポイント下回りました。参加率だけで、本人の満足やつながりの深さを判断することはできません。
「高齢者の地域参加促進」は、2025年度の予算現額が2,391万9,000円、実際の支出が2,288万3,307円でした。2026年度当初予算は2,786万1,000円です。生涯大学やひだまり友遊会館の運営費は別の事業に計上されています。
地域で考えたいこと
- 本人の関心、人との距離、参加できる頻度に合う入口を選べるか
- 一人でも入りやすく、内容・費用・過ごし方が事前に分かる案内になっているか
- 参加する人だけでなく、運営する人も役割を分け、休みながら続けられるか
社会福祉協議会が活動者へ行った調査では、回答1,519件のうち39.4%が活動の負担を「感じる」または「強く感じる」と答えました。全区民やすべての活動者の割合ではありませんが、担い手の負担も一緒に考える材料になります。
問い合わせ先
- 生涯現役情報ステーション
- ひだまり友遊会館:電話 03-3419-2341/区の案内
- 生涯大学:電話 03-3412-3071/区の案内
対話の問い
- 地域で知り合うなら、どのような入口を試してみたいでしょうか
- 参加を迷うとき、どのような案内や誘い方があると選びやすいでしょうか
- 本人も支える側も、無理なく続けるにはどのような役割分担が必要でしょうか
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T071_定年後の地域のつながり_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。
主な確認資料:世田谷区民意識調査2026、世田谷区高齢者ニーズ調査、区の計画・予算・決算資料、社会福祉協議会の活動者調査など。利用条件や開催状況は変わることがあるため、利用前に公式案内で確認してください。

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