【困ったときに使える世田谷の支援を知る⑥|S-T086】介護・看病・家族の世話を一人で抱えているとき

介護、看病、通院の付き添い、家事、見守りなど、家族を支える形はさまざまです。誰かを大切に思うことと、介護や世話の負担を一人で抱えることは別です。

介護を受ける本人の希望と、支える家族の健康、仕事、学び、休息を分けて聴き、必要な支援を組み合わせます。

目次

介護を受ける人から見た主な介護者

2025年度の世田谷区介護保険実態調査では、主な介護者の続柄・立場について回答した1,129件のうち、子どもが41.1%、配偶者が29.4%、家族・親族以外のヘルパーなどが9.8%でした。これは介護を受ける側の回答であり、介護者本人を直接抽出した調査ではありません。

家族などから介護されていると答えた884件では、主な介護者の年齢は、60代28.5%、50代22.7%、80歳以上21.6%などでした。介護を支える人自身も、年齢や体調に応じた支えが必要です。

困りごとに応じた相談の入口

  • あんしんすこやかセンター:高齢者本人と家族の保健、介護、福祉の相談
  • 総合支所の保健福祉センターなど:病気、障がい、生活上の複合的な困りごとを整理
  • ヤングケアラーの相談:家族の世話を担う子ども・若者の生活、学び、希望を支える相談
  • 医療・介護の担当者:介護サービス、健康面、在宅生活などの調整

本人と家族を別々に支える

  • 本人がどのように暮らしたいか、必要な介護や見守りを確認する
  • 家族の体調、仕事、家事、休息の必要を確認する
  • 訪問、通所、短期入所、相談など、目的の違う支援を整理する
  • 世帯全体の生活費や住まいなど、重なる困りごとを別の相談先へつなぐ

子ども・若者が家族を支えているとき

家族の世話を日常的に担う子ども・若者については、勉強、友人との時間、進学や仕事への希望も大切にする必要があります。家族への思いと本人自身の希望の両方を聴き、学校、子ども・福祉・医療の担当が役割を分けます。

医療的ケアが必要な家族への休息支援

2026年2月の区議会答弁では、要件に該当する医療的ケア児などの家族を支える在宅レスパイトについて、看護師の派遣などを通じて休息や就労を支える仕組み、所得に応じた負担軽減と制度上の自己負担が説明されました。対象の年齢・状態、利用できる日、負担額は利用前に確認が必要です。

利用前に確かめたいこと

  • 高齢者、障がいのある人、医療的ケア児など、制度ごとの対象
  • 訪問、通所、短期入所、相談などの支援内容
  • 認定、申請、担当者との調整、予約
  • 自己負担、所得による軽減、利用上限
  • 本人の意思、介護者の負担、支援が難しくなったときの次の相談先

障がいや病気に関する地域の相談先は、世田谷区の地域障害者相談支援センター等の案内でも確認できます。

対話の問い

  • 介護や家事を一人で抱えないために、休息、相談、分担など、どのような支えが考えられるでしょうか
  • 本人と家族の希望が違うとき、本人の意思と、それぞれが話せる機会をどのように大切にできるでしょうか
  • 子どもや若者が家族を支える場合、学び、生活、相談の入口について地域は何を確かめたいでしょうか

出典・確認時点

この記事は、PowerPoint「S-T086_介護看病家族の世話を一人で抱えているとき_解説資料」v1.1(2026年10月29日改訂)をもとに、投稿用に整理しました。

主な確認資料:世田谷区介護保険実態調査、地域包括支援センターや障害福祉相談に関する要綱、ヤングケアラー支援資料、区議会会議録など。制度の対象や自己負担は一律ではないため、利用前に最新の案内を確認してください。

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この記事を書いた人

吉永しんいちのアバター 吉永しんいち せたがやの声をカタチに 運営

世田谷区に22年住んでいる関西人です。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べるタイプです。
趣味は食事とゲームと読書です。

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