介護や家族の世話について数字を見るときは、介護を受ける人、介護する家族、サービスの利用件数を分ける必要があります。調査の回答は、世田谷区で家族の世話をしているすべての人を対象とした全数調査ではありません。
2025年度の在宅介護実態調査
- 調査対象:1,300人
- 回答数:721件
- 実施時期:2025年12月1日~19日
要支援・要介護認定の更新申請に伴う認定調査を受けた、在宅で生活する人が対象です。施設へ入所・入居している人は対象に含まれていません。
家族が介護する頻度
- ほぼ毎日:40.8%
- 週3~4日:6.5%
- 週1~2日:10.4%
- 週1日以下:6.9%
- 家族等による介護はない:32.3%
- 無回答:3.1%
回答721件を分母とした単数回答です。「ほぼ毎日」が40.8%であることから、世田谷区のすべての家族介護者の割合を推定することはできません。
主な介護者と本人との関係
主な介護者と本人との関係を尋ねた設問では、「子」とした回答が57.6%でした。この割合は該当設問に回答した人についての結果です。調査全体の721件をそのまま分母として計算し直しません。
介護者の働き方にも違いがあります
- フルタイムで働いている:23.3%
- パートタイムで働いている:21.4%
- 働いていない:45.4%
このほか「その他」や無回答があります。表示した3項目を足して100%になるように調整しません。働いているかどうかだけで、介護の負担の大きさも判断できません。
介護を受ける人と、支える人を分けて見ます
- 介護を受ける人:自宅での暮らし、医療、必要な支援。
- 家族などの介護者:仕事、時間、健康、不安、休息。
- 介護サービス:利用した人、回数、件数、サービスの種類。
サービスの利用件数は、人の数とは限りません。同じ人が複数のサービスを利用することや、同じサービスを繰り返し利用することがあります。
家族介護者の状況は一人ひとり違います
- 介護する時間や頻度。
- 仕事、学校、子育てとの両立。
- 同居・別居など、介護を受ける人との距離。
- 相談できる人、代わってくれる人、休める時間の有無。
子ども・若者が家族の世話をする場合
2026年2月の区議会では、ヤングケアラー支援に関する報告がありました。家族の世話をしている子ども・若者を一律にヤングケアラーと決めつけず、本人の生活や負担、希望を確認する必要があります。
数字だけで支援の効果を判断しません
- 相談やサービスが必要な人に届いたか。
- 介護者が休めるようになったか。
- 仕事や学校、生活を続けやすくなったか。
- 本人と家族が希望する暮らしに近づいたか。
対話の問い
- 介護を受ける人と家族介護者の状況を、それぞれどのように確かめるとよいでしょうか。
- 仕事や学校、子育てと家族の世話を両立する人には、どんな相談や休息の仕組みが必要でしょうか。
- サービス利用件数だけでは見えない変化を、どのように確認できるでしょうか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T149_介護_家族の世話_解説資料_v1.0」(2026年10月28日)をもとに整理しました。主な確認資料は、2025年度高齢者ニーズ調査・介護保険実態調査、介護給付サービス利用件数、第9期高齢者保健福祉・介護保険事業計画、2026年2月の区議会会議録です。

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