高齢者の人数や、一人暮らしの高齢者がいる世帯を考えるときは、「人の数」「世帯の数」「調査に回答した人の感じ方」を分けて読む必要があります。年齢や一人暮らしという状態だけで、孤立や支援の必要性を決めることはできません。
2026年1月1日の65歳以上人口
- 65歳以上の人口:192,309人
- 区の総人口:928,666人
- 65歳以上の割合:20.7%
住民基本台帳に基づく数字で、外国人住民を含む総人口を分母としています。
65歳以上の人口は7年間で9,094人増えています
- 2019年1月1日:183,215人
- 2026年1月1日:192,309人
- 7年間の増加:9,094人
同じ基準日で比べています。人数が増えたことだけで、介護や見守りを必要とする人が同じ割合で増えたとは判断できません。
75歳以上・85歳以上の人数も分けて見ます
- 75歳以上:110,807人
- 85歳以上:38,646人
年齢を細かく分けると人口構成は見えますが、年齢だけで健康状態、生活上の困りごと、介護の必要性を判断しません。
高齢者が暮らす世帯の数字
- 高齢者がいる世帯:137,696世帯
- 高齢者の一人暮らし世帯:63,542世帯
- 高齢者だけで暮らす複数人世帯:35,349世帯
世帯の数字は2023年4月1日現在です。人口の基準日である2026年1月1日とは時点が異なるため、同じ時点の数字として合算しません。
高齢者の一人暮らし世帯は全世帯の12.8%
- 高齢者の一人暮らし世帯:63,542世帯
- 区内の全世帯:494,707世帯
- 割合:12.8%
これは世帯の割合であり、孤独を感じている人や見守りを必要としている人の割合ではありません。
近所付き合いについての調査回答
2025年度の高齢者ニーズ調査では、回答者4,570人のうち「近所付き合いがほとんどない」とした回答は18.9%でした。無回答は2.5%です。
これは調査に回答した人の結果であり、区内の高齢者全員の実測値ではありません。また、近所付き合いが少ないことと、本人が孤独を感じていることは同じではありません。
数字から直接は分からないこと
- 本人が望む人付き合いの距離。
- 家族、友人、近隣との実際の関係。
- 買い物、移動、医療、介護などの困りごと。
- 見守りや相談を希望しているかどうか。
議会での説明と実施効果を分けます
2026年7月の世田谷区議会では、区営住宅での見守りについて区から説明がありました。議会で取組が説明されたことと、すべての対象者に届いたことや効果が確認されたことは別です。
対話の問い
- どのようなつながり方なら、本人の暮らしを尊重しながら安心につながるでしょうか。
- 一人暮らしで困りやすい場面を知るには、どんな調査や声の集め方が必要でしょうか。
- 地域が無理に関わらず、必要なときにつながれる仕組みには何が考えられるでしょうか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T146_高齢者_高齢単身世帯_解説資料_v1.0」(2026年10月28日)をもとに整理しました。人口は2026年1月1日、世帯は2023年4月1日、意識調査は2025年度と、資料ごとに時点が異なります。

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