2026年度の一般会計当初予算は431,353百万円、約4,314億円です。この同じ総額を「何のために使うか」と「どのように使うか」の2つの角度から見ることができます。
目的別と使い方別は、同じ金額の別の分類です
- 目的別:民生費、教育費、土木費など、何のために使うか。
- 使い方別:人件費、行政運営費、投資的経費など、どのように使うか。
- 個別事業:保育園運営、障がい福祉、学校改築など、具体的な仕事。
目的別と使い方別は、同じ約4,314億円を別の方法で分類しています。両方を足して約8,628億円とするものではありません。
目的別で最も多いのは民生費です
- 民生費:194,852百万円、約1,949億円
- 職員費:71,761百万円、約718億円
- 総務費:51,180百万円、約512億円
- 教育費:44,018百万円、約440億円
- 土木費:35,642百万円、約356億円
民生費は一般会計の約45.2%です。障がい福祉、子育て、生活支援などが含まれます。金額の大きさは予算上の分類を示し、利用人数や支援の効果を直接示すものではありません。
教育・まちづくりに関する支出
- 教育費:学校の改築・改修、特別支援教育、教育相談、学校給食など。
- 土木費:道路、公園、都市基盤など。
- 環境費:約144億円。清掃やリサイクルなど。
- 衛生費:約114億円。保健・衛生など。
前年度との比較
2025年度と2026年度の当初予算を比べると、民生費は13,276百万円、総務費は9,026百万円、教育費は4,163百万円、職員費は6,844百万円増えています。土木費の前年差は95百万円です。
増えた理由を知るには、対象人数、給付単価、施設工事の年度、人件費など、内訳を別に確認する必要があります。
使い方別では行政運営費が約7割
同じ一般会計を使い方別に見ると、公表構成比は人件費約17%、行政運営費約71%、投資的経費約12%です。
- 扶助費:125,280百万円。生活・子育てなどの給付。
- 公債費:3,786百万円。区が借りたお金の返済に関する支出。
- 他会計繰出金:30,607百万円。特別会計などへの資金。
- 普通建設事業費:51,131百万円。建設と用地買収。
身近な主要事業の例
- 私立保育園運営:約424.6億円
- 障害者自立支援給付:約243.4億円
- 学校改築・改修:約127.3億円
- 学校給食の運営:約92.6億円
これらは一般会計の目的別支出に含まれる個別事業です。一般会計総額へ重ねて足しません。
予算現額と実際の支出を分けます
2025年度の障害者自立支援給付は、予算現額22,625百万円に対し支出22,481百万円、執行率99.4%でした。私立保育園運営は、予算現額39,147百万円に対し支出37,378百万円、執行率95.5%でした。
執行率は、予算現額に対してどのくらい支出したかを示す割合です。利用者の満足度や暮らしの改善率を示すものではありません。
対話の問い
- 民生費、扶助費、投資的経費など、説明がほしい言葉はありますか。
- 支出の増減を理解するために、人数、単価、工事時期のどの情報が必要でしょうか。
- 使われたお金が役立ったかを確かめるために、支出、利用状況、生活の変化の何を見たいですか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T155_何にいくら使う_福祉教育まちづくりの支出を見る_解説資料_v1.0」(2026年10月27日)をもとに整理しました。2026年度当初予算概要と2025年度主要施策の成果を参照しています。

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