区の予算は、入ってくるお金の見込みと、使う予定が対になっています。2026年度の一般会計では、431,353百万円、約4,314億円の収入を見込んでいます。
この記事で扱うのは年度開始時の当初予算です。実際にいくら入ったかは、年度終了後の決算で確認します。
主な収入の項目
- 特別区税:159,473百万円、約1,595億円
- 特別区交付金:74,192百万円、約742億円
- 国庫支出金:69,315百万円、約693億円
- 都支出金:45,227百万円、約452億円
- 地方消費税交付金:27,048百万円、約270億円
このほか、基金からの繰入金、区債、使用料・手数料、寄附金などがあります。
特別区税は最も大きい収入です
特別区税は、2025年度当初予算の144,514百万円から、2026年度は159,473百万円へ増える計画です。前年差は14,959百万円、約10.4%増です。
特別区交付金は東京都から配分されます
特別区交付金は、東京都が特別区の区域で収入した対象税を、都区財政調整制度により各区へ配分する仕組みによる収入です。東京都が個別事業へ出す補助金とは区別します。
国と東京都の支出金は合計約1,145億円
国庫支出金と都支出金の合計は114,542百万円です。一般会計歳入の約27%に当たります。これらは、対象となる事業や使い道が定められた財源として計上されます。
一般財源と特定財源
- 一般財源:279,402百万円、約65%。使い道が特定の事業に限定されていない財源。
- 特定財源:151,951百万円、約35%。対象となる事業や使い道が決まっている財源。
同じ収入を「どこから来たか」と「使い道の決まり方」の2つの方法で分類しています。両方の分類を重ねて足しません。
税・交付金以外の収入
- 基金からの繰入金:14,151百万円。積み立てた資金から使う予定額。
- 特別区債:5,054百万円。公共施設などに関する借入れの予定額。
- 使用料・手数料:6,933百万円。施設利用や行政サービスに伴う収入。
- 寄附金:700百万円。区への寄附の収入見込み。
2025年度との比較
2025年度から2026年度の当初予算では、特別区税が14,959百万円、都支出金が6,329百万円、地方消費税交付金が3,102百万円、繰入金が2,161百万円増えています。
同じ会計・同じ当初予算の段階をそろえた比較です。増減の理由や、実際の収入額は別の資料で確認します。
歳入見込みが決まるまで
- 区が税、交付金、国・都の支出金などの見込みを説明する。
- 議会の委員会で、見込みの根拠や事業との関係を質問する。
- 議会が予算案の可否を決める。
- 年度後の決算で収入済額と支出額を確認する。
対話の問い
- 税、交付金、国や都の支出金の中で、初めて知ったものはありますか。
- 一般財源と特定財源の違いを、どのように説明できるでしょうか。
- 予算で見込んだ収入が実際に入ったかを確かめるには、決算のどの数字を見たいですか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T156_区のお金はどこから来る_税金交付金補助金のしくみ_解説資料_v1.0」(2026年10月27日)をもとに整理しました。主な資料は世田谷区の2025・2026年度当初予算概要と、2026年3月5日の予算特別委員会会議録です。

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