【みんなで考える世田谷の困りごと⑪】困ったとき、どこに相談すればよいか分かりますか?

体調が悪いときは病院へ行きます。

しかし、

・仕事が続かない
・家族の介護で悩んでいる
・子どもが学校に行きづらくなった
・ひきこもり状態が続いている
・生活が苦しい
・誰にも相談できない

といった困りごとの場合、どこへ相談すればよいのか迷うことがあります。

皆さんは、もし今困りごとが起きたら、相談先が思い浮かぶでしょうか。

目次

世田谷区には多くの相談窓口がある

世田谷区には、

・総合支所
・まちづくりセンター
・あんしんすこやかセンター
・生活困窮者自立相談支援窓口
・若者総合支援センター
・教育相談室
・障害者相談支援機関

など、さまざまな相談窓口があります。

高齢者、子育て世帯、障害のある方、若者など、それぞれの状況に応じた支援制度も用意されています。

一方で、

「窓口があること」と
「必要な人に届くこと」

は別の問題です。

相談先が分からない前に、人とのつながりがないこともある

世田谷区の「地域生活とコミュニティに関する調査」では、人とのつながりの状況について調査が行われています。

その結果、個人的な用事で人と会う機会が「ほとんどない」と答えた人は35.5%でした。

また、対面・非対面の両方で社会的接触が乏しい「孤立状態」にある人は、調査対象者の約17%となっています。

相談先を知らない人だけが困るのではありません。

そもそも、

「誰にも話せない」
「相談するきっかけがない」
「助けを求める相手がいない」

という状態にある人もいるのです。

地域のつながりは少しずつ減っている

同じ調査では、近所づきあいの変化も報告されています。

2009年には「あいさつをする相手がいない」と答えた人は5%でしたが、2021年には20.5%になりました。

また、「近所で立ち話をする相手がいない」と答えた人は47.3%に達しています。

困ったときに相談するためには、相談窓口の存在だけでなく、

「ちょっと話せる人がいる」

ことも大切なのかもしれません。

相談窓口につながる前の支援も必要ではないでしょうか

行政の相談窓口は重要です。

しかし、実際には、

「相談するほどではないと思っている」
「どこへ相談してよいか分からない」
「相談する勇気が出ない」

という段階で立ち止まってしまう人もいます。

だからこそ、

・地域の居場所
・家族会
・当事者会
・地域活動
・ボランティア活動

など、気軽に人とつながれる場も大切になります。

相談は、いきなり窓口から始まるとは限りません。

雑談やあいさつから始まることもあります。

皆さんは、困ったときに相談できる人や場所がありますか?

世田谷区には多くの相談窓口があります。

しかし、本当に大切なのは、

「困ったときに助けを求められること」

かもしれません。

相談先を増やすだけでなく、相談しやすい地域をどうつくるのか。

それも、これからの世田谷の大切な課題ではないでしょうか。

出典
・世田谷区民意識調査2025(世田谷区・2025年)
・世田谷区公式ホームページ 相談窓口関連情報(世田谷区)
・地域生活とコミュニティに関する調査研究報告書(せたがや自治政策研究所・2024年)
・世田谷区における孤立・孤独の状況(金澤良太、せたがや自治政策研究所・2024年)

感じたことや、
気になっていることを、
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