話し合いでは、同じ出来事でも感じ方や考え方が異なることがあります。賛成・反対の二つだけに分けると、その理由や条件が見えなくなることがあります。
目次
同じ出来事にも複数の見方があります
- 利用する人は便利さを重視することがある。
- 利用しづらい人は時間・費用・移動の負担を見ることがある。
- 運営する人は人手や場所、継続条件を考える。
- 参加しない人にも、声を出さない・出せない事情がある。
多数の声と少数の声を分けます
多く寄せられた意見は共通点として整理できます。一方、少数の意見も、困りごとの内容や切実さを別に確認します。任意の対話会の件数を、そのまま区民全体の意見に広げません。
賛否だけでは表せません
- 賛成:支持する理由や条件を残す。
- 反対:困る点や別の提案を残す。
- 条件付き:どんな条件ならよいかを残す。
- どちらとも言えない:迷っている理由も残す。
- 別の提案:賛否とは別に具体案を記録する。
整理は3つの欄に分けます
- 実際に寄せられた声:本人の経験・意見。収集方法と範囲を示す。
- 確認できた事実:公的資料などの記載。資料名と時点を示す。
- 整理した論点:意見から考える点。整理者の文章と分かるようにする。
要約するときに守ること
- 意味を変えずに残す。
- 少数の意見も消さない。
- 名前を消しても個人が特定されないか確認する。
- 本人の言葉として引用・公開する場合は同意を確認する。
- 受付原票と公開用の記録を分ける。
区の条例は、多様な意見の把握を定めています
世田谷区地域行政推進条例第6条では、まちづくりセンターが地区で住民との対話と情報共有を進める役割が示されています。
意見収集の方法によって参加する人の範囲が異なります
2024年10月9日の区議会では、アンケート、意見交換会の郵送案内、一般参加について、それぞれ対象年齢や参加条件が異なることが説明されました。方法ごとに誰が参加できたかを確認します。
参加しない人の声を推測しません
場所や時間が合わない、読み書きやインターネットが負担、経験を話したくないなど、参加しない理由はさまざまです。回答者以外の考えを件数だけで判断しません。
合意・未合意・次の問いを分けます
- 一致した点。
- 違いが残った点と理由。
- 次に原典や担当先で確かめる点。
- 追加確認が必要で保留した点。
対話の問い
- 自分と違う意見を読んだとき、その人が大切にしていることや前提について何を知りたいですか。
- 少数の意見を、件数と内容を分けながらどう残したいですか。
- 意見が一致しないときでも、どの部分なら共有できるでしょうか。
出典・確認時点
この記事は、PowerPoint「S-T139_異なる意見の残し方_解説資料_v1.3」(2026年10月31日)をもとに整理しました。少人数の声を区民全体へ一般化せず、実際の地域の声は創作していません。

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